・マリオカート7(2011)
メタルマリオは、元々1996年発売の「スーパーマリオ64」で
メタル帽子を取ったマリオが変身した姿。
1999年以降はマリオとは別のキャラとして登場する事もあり、マリオカートは7が初参戦。
また、今作から濁ったような声になり、普通のマリオと差別化されるようになった。
鋼鉄の見た目通りの重量級ドライバーであり、トップスピードや重さが非常に高い。
その代わり加速やハンドリングは低く、クラッシュ等による減速に弱い。
クッパやワリオらと同じくスピードや重さが最も高い性能になっているのだが、
メタルマリオはマシンの大きさが一回り小さく、おかげでだいぶクラッシュしにくい。
常にトップスピードで走りやすいため、最強のキャラクターとして一躍有名になった。
今作は後の作品と比べると表情が硬く、勝っても負けても無表情に見える。
・マリオカート8(2014)
マリオカート7で有名になった恩恵も受けてか、前作から続投。
重量級ドライバーでマシンサイズが一回り小さいという特徴も7と同じだが、
今作からトップスピードは下方修正され、代わりにハンドリングが強化された。
重さは引き続き最も高いため、激しい体当たり勝負に強い。
前作の無表情は改善。一転して表情豊かになり、勝敗などで表情も変化するようになった。
特徴的な濁ったボイスもほとんどが新録になり、陽気さが増した。
・マリオカートアーケードグランプリDX(2014)
2014年の7月30日のアップデートから参戦。
今まで通り、トップスピードと重さを重視した最高速タイプだが、
クッパやドンキーコングなど従来の最高速タイプと比べてさらに少し重さが高い。
よって、メタルマリオは今作において最も重いキャラクターとなっている。
そのため、体当たり勝負を仕掛けられても走行ラインがずれにくい。
ただし、代償としてトップスピードが他の最高速タイプより少し遅い。
他の最高速タイプより直線勝負が若干弱いので、ゴールするまで気を抜かないように。
また、カートがかなり重いためにミニジャンプは全然飛ばない。
これによってジャンプドリフトが早く発動するため、ドリフトの挙動自体にもかなりクセがある。
2014年12月アップデートでは、さらにメタルマリオの色換えとしてゴールドマリオが参戦。
見た目もノーマルカートもまるまる黄金になり、実況も「ゴールドマリオ」呼びに変化する。
ゴールドマリオ専用アイテムはマリオコインプラス。
使うだけでマリオコインを10枚プラスでゲットする事ができる。
既にコース中のコインをたくさん集めていれば、獲得コインの合計を35枚より多く増やせる。
マシン性能はメタルマリオとゴールドマリオで共通しており、ドリフトにクセがある点も同じ。
・マリオカート8 デラックス(2017)
今までと同様、重量級ドライバーとして参戦。最重量キャラとしてはトップスピードが少し低めで、
代わりにハンドリングに優れるという点も前作の8とほぼ同じ。
また、素の加速性能が2.0→3.25に上方修正され、クラッシュしても少し立ち直りやすくなった。
今作では特定の条件を満たす事で、ゴールドマリオも使う事ができる。
ゲットすればアーケードグランプリDXと同様、メタルマリオから色換えで選べるようになる。
黄金のカート、タイヤ、グライダーに続いて全身黄金のキャラクターも登場したため、
そのすべてを組み合わせる事で完全な金一色のカスタマイズに出来る。
スピードや重さが大幅に上昇したパワー特化の性能になるが、
加速・ハンドリング・グリップは大きくマイナスされて減速にかなり弱くなる事に要注意。
キャラクター性能はメタルマリオとゴールドマリオでとくに変化はない。
・マリオカートツアー(2019)
前作までから続投、アプリ配信初期から参戦している。
ただしウルトラレアのキャラクターで、ドカンからのゲット率は非常に低く、
ショップに並んでいる場合も12000コインが必要。
スペシャルアイテムはマリオやルイージと同じファイアフラワー。
カートの周りにファイアボールを3つ装備し、
タッチまたは上下スライドの操作で3ついっぺんに発射する。
また、今作はメタルマリオのみボイスの過半数がマリオカート7のものに戻っている。
前作までメタルマリオの色換えだったゴールドマリオは、
マリオカートツアーでは「コインラッシュ」のモードでのみ使える専用キャラクターとして登場。
コース上に散らばったコインを1周走る間にたくさん集める専用モードで、
自分の近くのコインは自動的に吸い寄せられる。
コインを吸い寄せる様は、アーケードGPに登場したアイテム「マグネット」の効果に似ている。