・スーパーマリオカート(1992)
マリオ、ルイージともにマリオカートシリーズでは初代から参戦。
この時から標準性能タイプとなっており、トップスピードはクッパやドンキーコングJr.の次に速い。
ただし、加速力もクッパ達に次いで少々低いのが弱点。
グランプリでマリオやルイージを敵にすると厄介この上ない。
プレイヤーが彼らと近づくといきなりスターを発動してくるため、うかつにぶつかれない。
クッパ使用時はマリオ、ノコノコ使用時はルイージがライバルキャラクターのため、
上位を走っていると常に彼らの無敵アラームがけたたましくて恐ろしい。
・マリオカート64(1996)
両者中量級ドライバーとして参戦、旋回性が非常に高い性能を持つ。
ただし後期加速が非常に低いという大きな弱点を持つ。トップスピードも軽量級ほど高くない。
さらに当たり強さも決して高くないので、マリオもルイージも上級者向けキャラクターとなっている。
・マリオカートアドバンス(2001)
中量級ドライバーとして参戦。引き続き中量級はマリオとルイージだけ。
マリオは全ステータスが標準的になっており、ルイージは兄よりコーナリング性能が高い。
・マリオカート ダブルダッシュ!!(2003)
両者ともに中量級ドライバーとして参戦。
同作のアートワークでは兄弟でタッグを組んでいるものが多く、
グランプリでも50ccや100ccでCPUライバルに現れる場合は基本的に兄弟ペアで走る。
マリオに用意されたカートはレッドファイアー、ルイージはグリーンファイアー。
レッドファイアーは全体的に標準的な性能となっていて扱いやすい。
グリーンファイアーはスピードとダート走行の性能が高い分、加速や重さが低く挙動は少々不安定。
マリオとルイージの専用アイテムはファイアボール。マリオは赤、ルイージは緑。
Yボタンを押して発射するとファイアボールが5個に分裂して直進する。
(※バトルではファイアボールの分裂が3個に減少する)
ファイアボールを食らったカートは大きくスピンしてしまう。
なお、ファイアの跳ね返り方次第では自滅する事があるので注意。
・マリオカートDS(2005)
今作ではマリオとルイージ(のカート)で性能が大きく異なっている。
マリオのカートは『Bダッシュ』『スタンダードMR』『シューティング・スター』。
いずれもほぼすべての性能が標準的となっていて、これといった弱点はない。
ただしシューティング・スターは他2台よりスペックが高い分、良いアイテムが出づらくなっている。
ルイージのカートは『オバキューム』『スタンダードLG』『ストリームライン』。
マリオの3台と比べるとスピードや加速、ハンドリングの性能が高くて扱いやすいが、
ドリフト性能がかなり低く滑りやすい。ドリフトでカーブを抜けるには少しコツが必要。
マシン性能で大きく違いが出ているが、マリオとルイージの重さは同じ。
・マリオカートアーケードグランプリ(2005)
アーケードグランプリシリーズでも兄弟ともに1作目から参戦。
バランス重視の性能は兄弟で変化なし。
スペシャルアイテムも兄弟で共通しているが、見た目が大きく違うものが多い。
(ファイアボールやハンマーの色が赤と緑、
回復アイテムのスペシャルコインがマリオは金色、ルイージは銀色など)
・マリオカートアーケードグランプリ2 (2007)
引き続き兄弟でバランス重視型のキャラクターとして参戦。
前作では各キャラクターごとに無敵アイテムの見た目が異なっていたが、
それらの無敵アイテムは全キャラクターでマリオ&ルイージ専用だったスターに統一された。
また、今作では独特な見た目を持った専用カートが新しく設けられている。
マリオはDSのBダッシュをベースにしたようなレーシングカー、
ルイージは大型の蒸気機関車風カートを持つ。(※いずれも後のDXには登場していない)
マリオの専用カートはマリオコインを合計30枚集めるだけですぐ手に入るが、
ルイージの専用カートはマリオコインを1470枚集めないと手に入らない最高額のカート。
専用カートのパワーアップはマリオが1590枚、ルイージが3030枚でやはりルイージが高値。
・マリオカートWii(2008)
中量級ドライバーとして参戦。今作では兄弟でキャラクター性能が少し異なっている。
重さを2段階補う点はマリオとルイージで共通、
マリオはこれに加えて加速・ハンドリング・ドリフトをそれぞれ1段階ずつ、
ルイージはスピード・グリップ・ハンドル操作中の減速回避を1段階ずつ補う。
マリオは曲がりやすいバランス重視、ルイージは最高速の速いスピード重視となっている。
マリオとルイージは中量級キャラクターの中で最も重い分類であるため、
ワイルドスターやBダッシュMk.2に乗せれば重量級さながらにパワフルに走る事ができる。
・マリオカート7(2011)
兄弟で中量級ドライバーとして参戦。すべての性能が標準的で扱いやすい。
兄弟のアクションが大きく差別化されたが、
性能に関してはマリオとルイージでまったく同一のものになってしまった。
また、マリオカート7ではDSで登場したBダッシュが再登場している。
7からマシン性能がトップスピード重視になり、以降その性能がスタンダードになる。
・マリオカートアーケードグランプリDX(2013)
最高速、加速、ハンドリングがすべて平均的で扱いやすいバランスタイプとして参戦。
キャラ性能はマリオとルイージでほぼ変化がないが、
アップデートで追加されたカラーバリエーションは兄弟で個性がまったく異なる。
マリオにはファイアボールを2連射して攻撃する専用アイテムを持つファイアマリオ、
ルイージにはライバルを凍らせるアイスボールが専用アイテムのアイスルイージが実装された。
マリオは炎、ルイージは氷と差別化されている。
マリオには後にタヌキマリオの色違いが実装され、
一定時間巨大な茶釜に変身するというまったく異なった専用アイテムが設けられた。
・マリオカート8(2014)
7と同様、マリオとルイージで性能はまったく同じ。アクションは引き続き差別化されている。
引き続き扱いやすいが、今作は64に似て素の加速力がかなり低くなっており、
さらに加速には小数点切り捨てがあるため、カスタマイズで加速力を底上げする必要がある。
・マリオカート8 デラックス(2017)
7や8までは兄弟で性能が統一されていたが、8デラックスでは微妙に性能が差別化された。
両者、前作比で加速性能が上方修正されてだいぶ扱いやすくなった。
マリオはすべての性能が標準的になっていて扱いやすい。
ルイージは『マリオより曲がりやすい代わりに少しスリップしやすい』という性能になっており、
原作のスーパーマリオシリーズに似た特徴を持っている。
・マリオカートアーケードグランプリVR(2017)
マリオは1Pが操作するキャラクター、ルイージは2Pが操作するキャラクターとして参戦。
今作は使用キャラクターが固定されており、筐体のフロントが使うキャラクターを示している。
1PのマリオがMのマーク、2PのルイージはLのマークが筐体に記されている。
・マリオカートツアー(2019)
マリオは9月25日のアプリ配信初期から実装。
ルイージは10月23日開催のハロウィンツアーから参戦。
今作ではマリオやルイージを最初から使う事はできず、
他スマホゲームのガチャの要領でルビーを使って打ち上げるドカン、
またはショップに並んでいるラインナップからゲットする必要がある。
両者ともにレアのキャラクターで、ドカンからゲットできる確率が低めに設定されている。
なお、マリオはショップからゲットする事も可能で、3000コインから交換可能。
スペシャルアイテムはマリオとルイージ共通でファイアフラワー。
ファイアボールをカートの周りに3つ装備し、
上下のスライドで3つのファイアボールをいっぺんに同時発射する。
名前や見た目こそ違うが、使い勝手自体はダブルダッシュのファイアボールとほぼ同じ要領。
今作はルイージのファイアボールが緑色に変化するという事はない。
マリオやルイージのホームステージはサーキット系のコースが多い。
初代ではマリオサーキットがキノコ、フラワー、スターカップに計4種類存在していたが、
マリオカート64以降は基本的にルイージサーキットはキノコカップのコースに、
マリオサーキットはフラワーカップのコースに分類されている事が多い。
だいたいの場合難しいコーナーは少ないので、さほど難しくはない。
ただしGBAのルイージサーキットとDSのマリオサーキットは例外で、急カーブが多くて難しい。
難易度が高いだけあって、GBA ルイージサーキットはサンダーカップのコース、
ルイージのコースはルイージマンションの世界観をモチーフにしたお化け屋敷も存在する。
マリオカート ダブルダッシュ!!では、隠しバトルコースとして
「ルイージマンション」が登場。3階建てで戦略性が求められるステージになっている。
戦略性が問われるステージとなっている。
後にマリオカート8 デラックスでリメイクされ、BGMや一部ステージレイアウトが変化。
マリオカートDSではレースコースとしてルイージマンションのコースが登場。
直角カーブが多く、コース終盤はぬかるんでいて難易度は高め。
後にマリオカート7やマリオカートツアーでリメイクされ、新しいショートカットや回り道も追加。
グラフィックも強化され、雰囲気もDSと比べてさらに不気味になった。
マリオのホームステージはアーケードグランプリシリーズにも存在する。
ハイウェイや海辺、DXでは海辺や海中を走るサーキットコースとなっており、
コースの雰囲気はスーパーマリオサンシャインを彷彿とさせる。
基本的に直線が多くて走りやすいが、コースの最後には急カーブが存在しており、
その最後のカーブを上手く曲がれるかが大きな勝負のカギとなる。