・マリオカートアーケードグランプリ(2005)
ゴールドカートがマリオカートシリーズに初めて登場。
レインボーカップの全ラウンドを優勝すると挑む事になるチャレンジゲームにて
敵キャラクターとして登場するロボマリオが乗っているカートとして登場。
このロボマリオとの1vs1の対決に勝つ事でようやくレインボーカップ制覇となる。
うらカップ版でも登場し、プラチナ化したロボマリオの攻撃はさらに凶悪化する。
また、このゴールドカートは150cc用のカートとしても登場。当時は『150ccカート』名義。
計12カップをすべて制覇する事で150ccグランプリに進む事ができる。
150ccでは自分が操作するカートが黄金になり、ライバルカートも黄金に変化する。
初代アーケードグランプリの150ccはもの凄いトップスピードで爆走する事になるが、
150ccカートは通常のカートの要領で曲がれるようなハンドリング設計になっている。
この時の150ccのとんでもないスピード感は、後の8の200ccに近い。
・マリオカートアーケードグランプリ2(2007)
150ccクラスにおけるカートの黄金化が廃止され、150cc専用カートの概念自体もなくなった。
ゴールドカートの登場は、レインボーカップでロボマリオが使う専用カートとしてのみに留まった。
今作ではラウンド4を優勝した時点でカップ制覇になり、
ロボマリオとの対決はボーナスゲームに近いものになった。
勝てばマリオコインが15枚追加で貰えるが、負けるかタイムアップでゴールできないと何も貰えない。
・マリオカート7(2011)
黄金のカートが家庭版シリーズにも登場。7から正式に『ゴールドカート』と名付けられた。
性能はクッパクラウンに似ており、スピードと重さが両立されたものになっている。
獲得条件はインターネット対戦のレートを10000まで到達させる、
または獲得コイン枚数の総計を20000枚まで溜める事で、
いずれの条件も相当やり込まないと達成できないもの。とにかく骨が折れる。
今作ではタイヤも金色のゴールドタイヤ、金色のグライダーのゴールドカイトもあるが、
ゴールドカートはそれらと比べても格段に険しい条件を持っている。
ただ、この厳しい道を超えてゴールドのカートやタイヤ、そしてカイトを解禁すれば
金一色のカートカスタマイズにする事が可能。
・マリオカート8(2014)
同作のスタンダードカートのデザインでゴールドカートが登場。『8』の紋章が特徴。
獲得条件は150ccミラーのグランプリのすべてのカップ(DLC除く)で☆1つ以上を獲得する事。
性能はターボ・ワンやBダッシュ等と同様、トップスピードを重視したものになっている。
ゴールドタイヤにして金一色にする事もできるが、
加速性能が小数点切捨てになっている関係上、加速力はかなり下がりやすい。
・マリオカートアーケードグランプリDX(2014)
14年冬のアップデートで追加されたゴールドマリオの専用カートとなっている。
メタルマリオの色換えのため、ドリフトにクセがある最高速タイプとしての登場。
ただし、ゴールドマリオの『ノーマルカート』としての登場のため、
これといった性能補正はなく、最高速4・加速2・ハンドリング2の特徴は維持。
16年アップデート以降は、弱体化してドリフト中にシールドが出せなくなってしまう。
・マリオカート8 デラックス(2017)
8と同じデザインのゴールドカートが続投。
高めのスピードと安定したハンドリングを両立させた性能に変化した。
ただしグリップが大きく弱体化しており、ダートコースや雪道などでかなり滑りやすい。
今作ではアーケードグランプリDXで初めて参戦したゴールドマリオが家庭版シリーズに逆輸入され、
ゴールドカート・ゴールドタイヤ・ゴールドカイト×ゴールドマリオの組み合わせで
完全に金一色のカスタマイズにする事ができるようになった。
いずれも隠し要素となっており、獲得条件も引き続き難しい。
・マリオカートツアー(2019)
今作ではコインラッシュのモードでゴールドマリオが乗る専用カートとして登場。
デザインは8に近いが、どちらかと言うとスタンダードカートに近いテイストに変化している。
また、タイヤもゴールドタイヤで固定されている。
同作でこのタイプのゴールドカートやゴールドマリオを使えるのはコインラッシュのみ。
また、スタンダードカート型ではないが
限定キャラであるゴールドのカロンが、金色のスケルトンに乗っている。
金色のスケルトンが登場するのは初めてで、フレームは隅々まで黄金。
ゴールドカロン自体も限定配信だったため、乗れる手段はかなり限られている。
ゴールドカートは、それぞれスタンダードカートのボディフレームを
黄金にしたようなデザインが特徴であり、これは登場している各シリーズで共通している。
アーケードグランプリおよびアーケードグランプリ2のゴールドカートは、
よく見るとカート後部に小型のウイングが存在している。
12年前の初期のゴールドカートはタイヤが黒かったため、
7や8では組み合わせるタイヤをノーマルタイヤやスリックタイヤにして
アーケードグランプリの時の気分を味わうのも面白いかもしれない。
ゴールドカートのモデルになったのは、マリオカート ダブルダッシュ!!(2003年)に登場した
ミラー完全制覇の報酬の黄金マシン『スーパーパレードカート』と思われる。