マリオカート好きの皆さんなら既に知っての通りだと思いますが、
2022年2月10日朝のNintendo Directでマリオカート8デラックスに5年越しに追加コンテンツが登場、
主に歴代シリーズのコースが多数追加され、配信される事が発表。
第1弾は3月18日に配信されました。
1回につき8コースずつ追加され、最終的に48コースが追加されるんだとか。
よく言われているけど追加される数がおかしいんよな。
もはや新作レベルだし既存コースと合わせると96コースにもなっちまうんだ。
(+8デラックスで新たに追加されたバトルコースを含めると104コース)
・Tour パリプロムナード
マリオカートツアーの都市コースがついに家庭版で走れるようになりました。
今まで都市コースやツアーのオリジナルコースは限られたシーズンしか走る事ができなかったので、
コース追加パスを買っていればいつでも走れるのは嬉しい事この上なし。いいぞもっとやれ。
マリカツアーの都市コースはコース1~3でそれぞれ決められたルートを2周していましたが、
8デラックスではこれが一味も二味も違う。8デラックスの都市コースは、
なんとこれまで走ってきたコース1~3がすべて走れる特別仕様になっています。
基本的にはコース1とコース3の複合体となっていますが、3周目に入ると…!?
マリオカート7の最初のコースがしばらくぶりの再登場。
ツアーでも2019年のリリース初期からあるコースで、ディテールもツアーに準拠しています。
というかTour出展でないコースも主にはツアーで出た時に準じたディテールとなっており、
Switch向けに大幅なブラッシュアップがなされています。
後述のDS キノコリッジウェイ以外はいずれもツアーに存在しており、
ディテールもツアーと共有しているため、今後もツアーにあるコースが中心に抜擢されるのかも。
8デラックスでは基本的に従来と同様にちゃんと3周走るようになっていますが、
このキノピオサーキットは全長が長くないので一瞬の被弾が命取りになりかねず、
ならばと打開を狙うにしてもレース時間が短いので急いで大逆転しないといけない。
シンプルながらも奥が深い戦略が問われてきます。
原作の64やDSのリメイクから景観がガッツリ変わりました。
昔だったら最初のトンネルはサッとくぐって終わりだったのが、
新しいチョコマウンテンはトンネルを入ると鉱石が輝く長い洞窟へと続いています。
洞窟を抜けるとグライダーで峡谷を滑空していきますが、真下は奈落なので撃ち落としに注意。
道幅も広くないので、ボムへいが猛威を振るいます。
その先に待ち構えているおなじみの落石地帯はおおよそ今まで通りか。
伝説のコース、ここに蘇る。マリオカート7以来11年ぶりの登場です。もうそんなに前なの。
外装も内装もまるごと新しくなり、昔より落ち着いた印象を受ける景観になりました。
…それとは裏腹に、過去作と比べてコース幅がけっこう狭くなっているので、
150ccですらコーナリング中にドリフトブレーキを強いられる事が多々あるかも。
かつてみんなのトラウマとよく言われた、駐車場を動き回るMiiの車は
8デラックスではMiiではなくなり、代わりにヘイホーが乗って応援するようになりました。
昔と違ってヘイホーが乗っている車なら暴走しなくなり、
駐車場のエリアは大人しくなった…と思っていたのか? そう思ったのもつかの間、
なんと8月5日のアップデートでグランプリとVS限定でヘイホーの車が時折暴走するようになり、
車が激しくドリフトしながらグルグル回っている所にぶつかると
盛大にクラッシュするように変更されました。ちょっと待てや。
後発でマリオカートツアーでも5月4日に追加されたんですが、
そっちのヘイホーの車のほうがシリーズの中でも一番穏やかだとはこれいかに。
(ツアー版はのんびりと車を前後に動かしていて、ぶつかっても少し減速するだけ)
・Tour トーキョースクランブル
ニューヨークドリーム、トーキョースクランブル、パリプロムナードは
マリオカートツアーでも初期の頃から存在した元祖3大都市コースでした。
その中でもトーキョーはツアーでも走れたシーズンがそこそこ多く、
都市コースでは最もよく走れたコースじゃないでしょうか。
そんなトーキョースクランブルが8デラックスでいつでも走れるように。
パリプロムナードと同様、コース1~3が統合された特別仕様で、
1周目に国会議事堂の横を走るコース1のルートを走り、
2周目にコース2の浅草神社の雷門を通り抜け、
3周目は最後にコース3の首都高速道路のルートを走り抜けていきます。
何故かところどころでドッスンが邪魔してくるので踏み潰されないようにしましょう。
・DS キノコリッジウェイ
実にマリオカートDS以来17年ぶりのリマスター。
車は両方の車線がカートと同じ進行方向に走るようになっていたり、
コース中盤の花畑を突っ切るショートカットではグライドボードが追加されていたりと
現代向けに走りやすい工夫が多数なされています。
マリカツアーでは未だに登場していないコースでもあったりします。
コースの最後には新たに気流を伝っていくショートカットが追加。
これがけっこうな短縮になるので強力な追い上げに繋がります。
ただし十分な速度がないとそのショートカットは成功しないので注意。
・GBA スカイガーデン
2022年1月末にマリカツアーの今後の新コースとして存在が仄めかされ、
GBAのスカイガーデンなのかマリカ8のスカイガーデンなのか考察が飛び交いましたが、
その直後にこのコースが追加パスで配信される事が発表され、
それと同時に最初に仄めかされていたコース背景がGBA版のスカイガーデンである事が確定。
ツアーで少し走った後すぐに8デラックスでもそれと同じ形状のコースが走れるようになるなど、
何かと異色の経歴持ちなスカイガーデンだったりします。
形状はマリオカートアドバンスやDSの時からガラリと変わり、
コースの随所に高低差が付け加えられています。
これはマリオカート8以降のN64やGBAのコースに多くありがちな特徴で、
とくにGBAは原作や7以前のリメイクでは高低差がない作りだったものが、
8以降は高低差を加えたりしてガッツリアレンジする路線を歩んでいるらしい。
振り返ってみるとN64のコースもチョコマウンテン然りだいぶ派手な事してるなと。
ちなみにツアー版と8デラックス版では床の色や遠景が大きく異なっています。
・Tour ニンニンドージョー
マリオカートツアーで初登場した都市以外のオリジナルコース第2弾、
ニンニンドージョーが8デラックスでいつでも走れるようになりました。
オリジナルコースの筆頭はメリーメリーマウンテン。第3弾以降で来るのだろうか。
実はここ、マリオカートツアーだとそれまでわずか2シーズン(4週間)しか走れなかった
ほぼ幻に近い存在のコースと化していました。
直後に開催された武者ツアーを含めても3シーズンなので、ツアーでは6週間しか走れていません。
(※2022年11月現在)
道場に入るといくつもの分岐が待ち構えている迷路のようなコースで、
居間には手裏剣が痛い釣り天井や風車など仕掛けもいっぱい。
おじゃまキャラのにんじゃヘイホーもちょくちょく行く手を阻んできます。
走り方がギミックに左右されやすいコースでもあるので、多少の慣れが要るかも。
[第1弾のアップデートによる主な変更点]
コース追加パスの配信に伴う久しぶりのソフトアップデートにより、
Ver.1.7.2までからゲームバランスで大きく変わった部分があるのでそちらも紹介。
第1弾ではアイテムボックスが割られてから復活するタイミングが少し短くなりました。
これは後発だったマリオカートツアーに寄せられた仕様の逆輸入となっています。
のちに登場する第2弾以降にも色んなバランス調整があるのですが、それは別の記事にて。
ちなみにWiiU版のマリオカート8と異なり、オンラインやローカル通信のロビーでは
参加者の中でコース追加パスを1人でも買っていれば全員が選べるようになっています。