…。
……。
「…ちょっといいか?」
マリオ
「おや、この前のブロリーじゃないか。どうしたんだい?」
「お前達の足元にある、この不思議な丸い台座はなんなんだぁ?」
マリオ
「ああ、これの事? これはボク達フィギュア型のamiiboを
ゲームの中で読み込むために使われる台座、これがゲームと繋がるヒミツのタネなんだよ。」
「ボク達の台座の中にはNFCチップという機械が入っていて、
そのチップを専用のNFCエリアで読み込ませると、ゲームと連携するんだ!」
「NFCチップ?エリア? ゲームと繋がる…どういう事だ!?」
「ちょっと難しいかな。おや、ちょうどウルフが実際に読み込みをするみたいだ!」
ウルフ
「よく見ていろ、ブロリー。コントローラーごとに決められた場所に
amiiboを読み込むNFCエリアがあるんだ、だからそこに台座を乗せればいい。
(Joy-Conは右側のほうのスティックにNFCエリアがある。)」
ウルフ
「このようにな。こうして実際にゲームで使う事ができるんだ。」
「お…驚いた! それじゃ、ウルフじゃなかったら出てくるキャラも変わるのか!?」
リドリー
「この通りだ! ちゃんとオレ様が出てくる。ただし、読み込んでいる間はamiiboを動かすな!
もし読み込み中に動かして台座の中の機械が壊れたらお前の責任だからな。」
マリオ
「他にも、それぞれのソフトで対応しているキャラクターは、
読み込むとそのキャラにちなんだ特別なアイテムがもらえる事もあるよ。
このように様々なゲームと繋がるフィギュア、それがamiiboなんだ!」
「まあ、読み込み方は駅の改札みたいな感じだな。読み込むときはしっかりかざせよ。」
「お…お前達、不思議なフィギュアだな!」
「仕組みはだいたい分かった…が、
お前達の台座の色、黒や赤に青とけっこうバラけているな。何が違うんだ?」
「これはどのシリーズとして発売されているかで台座の色やデザインが違うんだよ。
スーパーマリオシリーズは赤い台座、足元には銀のチェックがデザインされている。」
ウルフ
「オレ様は大乱闘スマッシュブラザーズシリーズから発売されたんだ。
このスマブラシリーズは黒い台座で統一されている。」
「ぼくは星のカービィシリーズ、台座は青。
みんな同じamiiboだから、デザインは違っても台座の機械の仕組みは変わらないよ。」
「amiiboの台座は、シリーズ別に足元のデザインも凝っているな。」
「スマブラシリーズなら、その足元にスマブラのロゴが印字されている。」
「へぇあ!? ちょっと待て、それは…誰かを破壊してまで台座を抜き取ったのか…!?」
「心配する事はない。これはMr.ゲーム&ウォッチのamiiboで、
あらかじめ台座からフィギュアを抜き差しできるような仕掛けになっているのだ。
差し替えられるポーズもデフォルトを含めて4種類用意されている。」
「読み込むためのNFCの機械は台座部分に入っているから、
ポーズを差し替えて中のデータがおかしくなっちゃうって事はないぞ。
ただし、こうやって差し替えられる仕掛けがあるのはこのゲーム&ウォッチだけだ。」
「そして、amiiboの連動はスマブラシリーズがとても面白い!
参戦しているキャラクターのamiiboは、ゲームデータを入れて育てる事ができるのだ!」
Mr.ゲーム&ウォッチ
「こうしてデータを入れて遊べる連動は『よみかき』の類いに入っていて、
1体のamiiboにつき1つゲームデータを登録して遊べるんだよね。」
アイク
「その『よみかき』で遊べる代表的な例の1つがスマブラシリーズだな。
読み込んでデータを作ると、FPとしてプレイヤーと一緒に戦ってくれる存在となる。」
「最初はめっぽう弱いけれど、戦っていくうちにレベルアップしていき、強くなる!
FPは自分で考えて戦うから、育て方次第で性格や戦法も育て主によく似たものになるんだ。」
マリオ
「その育て主たちの特徴はみんな違うから、同じキャラでも育て方が違えば
まったく違う個性的な戦法へと育っていくんだ。」
「つまり…俺が育てたとすれば、そのFPもやがて俺に似た性格になるのか?」
マリオ
「そういう事になるね! 文字通り、世界で1体だけのフィギュアプレイヤーになるって訳だ!」
「登録できるゲームデータは1体のamiiboにつき1つだから、
スマブラの育成データが入っているうちは
他の『よみかき』連動のソフトのデータを入れる事ができないから気を付けてね。」
「ちなみに、スマブラ以外のシリーズでもamiiboのキャラが同じなら、
例えばマリオ、データを入れていない状態だったらマリオシリーズでも育てられるんだ。」
「スマブラamiiboって、もう1つ面白いコトがあるんだよな。
それは参戦したファイターが例外なくamiiboとしてフィギュア化されるって事。
あのペラペラなMr.ゲーム&ウォッチだってamiiboになったんだ!」
「お前達、本当に面白いフィギュアなんだな! 後で試しに、味見してみるか?」
「いやいや、それはやめてくれ。頼むよ。」
-そして次回は…-