これはとある所のフィギュア達の日常が描かれた、至って普通のお話。
…おや? トンネルから誰か出てくるみたいだ。
急行列車の、お通りだああああああ!!!
今日は特別なお客さんを乗せて走っているんだ! すごいだろぅ、バルジー?
ふん、特別な客がなんだってんだ!
鉄道なんて乗り心地が悪いだけだ、バスのほうが何百倍も快適だってのに。
ゴードンは、バルジーを無視した。
おれ様は誰よりも速く、そして強い!
このゴードン様のスピードに勝てるヤツはいないんだからな!
スペンサーの203km/hには負けているけど?
へん! あいつは下り坂で無理して限界までスピードを出したから203km/hが出ただけだ。
普段からこういうスピードが出せるんじゃないんだよ!
…聞いた話によると、スペンサーのモデル機であるマラード号はブレーキテストの過程で
その限界値にして世界最速の203km/hを叩き出した後に故障しているんだそう。
確かに世界記録だけどあれだけ無理すればね。
ゴードンは猛スピードで順調にかけ進んでいき…、
その調子で一気に目的地へと滑り込んでいった。
ほらよ、時間ピッタリだ!いや、おれ様のスピードだったら早く着きすぎたかな?
…名を存じない機関車だが恩に着る。
へえ、すごいね!ちゃんとお客さんを連れてこられたんだ。
だろう、ヘンリー? おれ様にかかればざっとこんなもんだぜ!
君の事だから、途中でなまけるか脱線して困った事になると思っていたのに。
…お前は車輪が小さいクセして一言多いんだよ。
あら、どちら様?
探している男がこのお城にいる。
お知り合いかしら? どうぞ入って。
この新シリーズから新しいキャラクターが加わるとは聞いているが…誰なんだ?
誰だろう? ボクも知らないんだ。
これはこれは…クラウド。
…!!
こんな所でもセフィロスに追いかけ回されるなんて冗談じゃない!!
ククククク…。
…はあ?
おっと、言い忘れていた。
こんな感じで色んなシリーズの色んなフィギュアがごちゃまぜで登場しますよ。
…という所で、今日のお話は以上とさせていただきます。