前回のアップデート特集から9ヶ月経っちゃったよ。
…というワケで、今回は4月21日にRev.1.11/JPにアップデートされた
マリオカートアーケードグランプリDXの最新バージョンについてざっくりまとめていきます。
まず始めに、タイトル画面のアートワークが再び変化しました。
どんちゃんに攻撃を当てて喜ぶクッパ、それで油断している所にバナナを仕掛けるマリオ。
対戦エントリー画面も前バージョンから少し変化。
エントリーの受付中にマリオボタンを押すと対戦をキャンセルして1人で遊ぶ事ができます。
今回のアップデートは他にも色々と変化点が多いんだよな、どこから解説しよう。
えっと…うん、今回は完全新規のキャラはいません。結局デイジーはいつ来るのよ。
きせかえキャラのタヌキマリオについては後述。
新バージョンではアイテムバランスに調整が入りました。
巨大キノコやトゲゾーこうらなどいくつかの弱アイテムが強化されました。
今までのアーケード版では体当たりしても相手を攻撃できなかった巨大キノコについては、
巨大化中に体当たりすれば相手をスピンさせられるようになったので、これは嬉しい強化。
(そうそう、巨大キノコはこのバージョンから
カード無しプレイヤー用アイテムとしてカミナリぐもに差し替わって登場しています。)
他にも様々なアイテムが強化されたようですね。
後に分かったことですが、確かにテレサは透明時間が長くなったようです。
これまでチート性能並に強すぎたアイテムの一部は逆に弱体化されています。
さて、ここからは新しいきせかえキャラのタヌキマリオや
新しいカートのハンバーカーについて解説していきます。
タヌキマリオはマリオカート8から再登場、今回はマリオの色換えとして登場ですね。
一部モーションがマリオやファイアマリオと全然違っている所から、
さては…元々は別キャラとして作られてたな、このタヌキ?
ジャンプした時のアクションや勝利ポーズや敗北ポーズも全然違うもん。
タヌキマリオはアーケードシリーズとしては珍しく他のマリオに比べて表情が硬い。
ノーマルカートには(いつぞやのゴールドマリオのように)独自のカラーリングが設けられています。
写真ではかなり伝えにくいですが、タヌキの毛並・質感がかなり細かく作られていましたね。
やっぱ最初は別キャラとして作られていたんじゃないか。
専用アイテムは巨大茶釜。茶釜に変身して体当たりしたライバルをスピンさせられますが、
変身中は他のアイテムが取れず、攻撃を食らうと変身も解けてしまうという大きな弱点が。
そして新カートのハンバーカーについて解説。写真中央がデフォルトカラー。
写真右が目玉焼きバーガー風のタイプS、写真左がアボカドバーガー風のタイプX。
カート背面はこんな感じ。(写真はデフォルトカラーのもの)
性能は最高速と加速を1段階ずつ上げる空中特化のマシン。カイトはパラフォイル。
空中戦では速く走る事ができます。スタートアップにももってこい。
ここからは新バージョンの大きな変化点について解説。
今回のバージョンではレース画面が一新され、
全キャラクターの順位が画面右に表示されるようになりました。
しかしコースマップが削除。コースは自力で覚える必要があります。
アイテムを当てる・当てられると誰にぶつけたか・ぶつけられたかが
画面左に表示されるようになりました。(後者は前々から大雑把な形であったよな…)
分かりやすいけどスペース取り過ぎじゃね?
普段はそこは空白なので、そこにマップ表示を置いてもいいと思うのですがね。
また、前バージョンからアイテムボックスやマリオコインの位置が変更されました。
そのため、走行ラインや立ち回りを覚え直す必要があります。
それからドリフトの仕様が変更されました。
マリオコイン等で手に入れるスペシャルカートでは、
ジャンプドリフト中に出るシールドはアイテム攻撃を食らうと消されてしまいます。
私はシールドが削られた時の状態を「ガードブレイク」と呼んでいます。
もう一度ジャンプドリフトをすればシールドが復活しますが、
ガードブレイクされて無防備状態の時の隙を狙われる事なんてよくある事(!?)。
なお、ノーマルカートではシールドが出なくなってしまいました。
ドリフト中でも普通に攻撃を食らう事になります。
一応ドリフトブーストはできますが、ノーマルカートメインだった私にとっては致命的な痛手。
また、新バージョンのカード無し向け特有の「おためしカート」でもドリフトシールドが出ません。
「おためしカート」とは、マルチプレイの対戦モードで登場する
カードを持っていない人向けにランダムで2種類選ばれるカート。
このおためしカートでもシールドが張れないという、通常のレアカートの下位互換。
この仕様は初心者に優しくねえな。
そして今回は新コースが2つ追加されました。1つはパックマンスタジアム。
光り輝くネオンが印象的なサーキット。急カーブが多いのでドリフトは必須。
とくに終盤2カーブはかなりタイトなので、そこを上手く曲がりきれるかが勝敗のカギ。
コース中盤のタイルとか全体の雰囲気とかが、かなりレインボーロードっぽい。
しかしコース形状とかからして難易度はどう考えても「ふつう」じゃない。
そうそう、今回のバージョンでクッパカップの難易度設定が「激ムズ」になったんですよね。
全国対戦でクッパカップを走った時に獲得できるポイントも多くなっており、
1位でゴールすれば17ポイントゲット。
でもどう考えても新バージョンの追加コースの難易度のほうが「激ムズ」な気がする。
本題に戻って、もう1つの新コースはナムコサーキット。
このコースでは乗るとカートのスピードが上がっていく加速エリアが登場。
この加速エリアを利用したハイスピードバトルが熱いコース。
空中で飛ぶ時間はほんの一瞬とはいえ空中戦は空中戦、
ここで奇襲を仕掛けられる事も普通にありえるので油断は禁物。
終盤2カーブはパックマンスタジアムと同じ。最後まで気が抜けないコースです。
どちらの新コースも最後の180度コーナーが勝負所になっています。
さいこうそくタイプの場合、ライン取りが悪いと
大きくふくらんでしまってライバルに追い抜かれやすいので気を付けたい。
しかしこの2コース、グランプリモードでは
遊ぶ事ができないという致命的な制限が。
(※全国対戦やマルチプレイでは選択可能)
とくに全国対戦が15段以上になっているとパックマンスタジアムがなかなか練習できないのよ。
恐らく今後にキノコグランプリとは別のグランプリに導入されるとは思うのですが…。
ここからはその他の変更点について。
アイテムセレクト画面に「もどる」が追加されたため、
誤って違うアイテムタイプを選んでしまった場合も選び直しが効くようになりました。
今回のバージョンではシングルプレイのモードセレクトにて、
全国対戦とグランプリの選択表示が再び逆になりました。
マリオのポーズは入れ替わっていないからややこしい。
対戦モードのプレイヤー紹介画面は大会モードのものと統一されたようですね。
CPUの分については名前のフォントが専用のものになっています。
使うアイテムは全コース共通でミドリこうら・バナナ・ハンマーの3種類。
残念なお知らせもあります。
今回のアップデートで2vs2で戦う4人プレイ専用モードである
チームで対戦が削除されてしまいました。
バランス崩壊なモードだったから? それともあまり人気じゃなかったから? 理由は不明。
このモード削除はけっこうショックでした。
さらに「ふたりで協力」についても、カード持ちがいないと
プレイできないモードになってしまいました。
カード持ちのプレイヤーが増えたとはいえ、不便になったものじゃのう。
あとの変更点はざっとこんな感じ?
・対戦モードにてスタート前に
マリオカート8のようにカメラがぐるりと回る演出が入った。
・キャラクターのレース視点が大幅に変更。
・残りタイムが表示されなくなった。
・マルチプレイ時、カード無しプレイの場合は
コース中にマリオコインが配置されない。
・レースのイントロ画面やそのカメラアングルが変化。
・カードを使ったプレイでコンティニューすると
コンティニューボーナスでマリオコインが50枚追加でもらえる。
・Rev.1.10/JPで大幅に弱体化されていた対戦CPUは
再強化が施され、対人戦によく割り込むようになった。
今回はここまで。この日記を次に書くのはヘタしたら来年になるかもなあ。
やらなければならなかった事は前バージョンで全部果たしたし。