…。
ポポ
「うーん…。ここは…どこなんだ…?」
ナナ
「うーん、分からないわ…。そもそも私達、今まで何されていたんだっけ…。」
ポポ
「…!!」
ポポ
「ここって…、宇宙じゃないかーー!!」
ナナ
「ええーーーっ!? なんで私達、宇宙にいるのーー!?」
これはルイージの判断で宇宙へ追放されたリストラ特戦隊の、最後のお話。
…と言っても、残っていたポポとナナしか追放されていないけどね。
ポポ
「そうだ、思い出した! これまでリストラ特戦隊として散々暴れていたせいで、
ルイージに追放されていたんだった!」
ナナ
「スマブラに出れなくて、amiiboも出ないのがずっと不満で…!」
ポポ
「あぁぁ…暴れていても何も変わらない、
かえってこう余計に悪い結果になるって事を早く知っておけば…。」
宇宙へ追放されてしまったポポとナナ、元の世界に帰る術は見つからない。
ああ、もう乱闘の世界にも帰れないのか…。そうポポもナナも長く嘆いていたが…?
ポポ
「…そうだ! あれに乗って帰るか!!」
ナナ
「あの戦闘機に~!? 上手く操縦できなければ本末転倒だけど…。」
「さて…新たなる強者に向けて、より腕を磨いておかなくては。」
キーーーーーーーーン…
ドカーーーーーーン!!
「なんだ!? 今の爆発は!?」
ポポ
「イタタタ…戻って来れたのかな?」
ナナ
「分からないわ…知らない星に来てしまったかも…。」
「むっ!? お前達がかつて噂に聞いた、2人で1人のタッグ、アイスクライマーか。」
ポポ
「う~ん…ああ、そうだけど。すっかりみすぼらしい姿になっちゃっているけど、
僕らがアイスクライマー。僕はポポ、こっちはナナ。」
ナナ
「そういうあんたは誰? 見た事があるかも…、波動拳の人かな?」
「そう、その波動拳だ! 俺はリュウ。…そうだ!ちょうどお前達に重大な知らせがある。
手合わせがてら話してやろう。かかってこい!」
ポポ
「えいっ!! ボク達が元々いた『この世界』には戻って来られたんだね!?」
「確かにお前達が乱闘時代にいた世界だな! …波動拳!!」
ナナ
「戻って来られたのね!? …乗っていた戦闘機は壊しちゃったけど。」
ナナ
「じゃあ!ドクターマリオ達もこの世界に?」
「おっと!! そういう事だ。」
「3DS/WiiUのリストラを受けてもなお腕を磨き続けていたようだな。良い腕前だ。
…だが、お前達のリストラ時代およびこのシリーズも、今期を持って完全におしまいになる。」
ポポ&ナナ
「それはどういう意味なのローリング!!」
「タッグ性も実にアイスクライマーらしい。 …灼熱!!」
ポポ
「わちゃちゃちゃっちゃ!!」
ナナ
「熱い熱い!! リストラ時代が終わりってどういう意味!?」
「この手合わせが終わり次第、すぐに分かる!」
ナナ
「こ…これでforのDLCのキャラクターとは全員手合わせした事になるわね。」
ポポ
「ずいぶん接戦だけど、ボク達…そろそろやられそう…。灼熱がだいぶ効いた。」
ポポ
「こうなったらフィニッシュ技、ソードファイナル!!」
ナナ
「おおーーっ!! これで倒せるかしら?」
ポポ
「…ハァ…ハァ…。」
ナナ
「えっ!?」
バタッ…
ナナ
「うわぁーーっ!! ポポーーーッ!!」
「惜しかったな。では、俺のほうからフィニッシュを決めさせてもらうぞ!」
ナナ
「えっ…ヒィィィーーーーッ!!」
「真・昇龍拳!!」
「うわああああああああーーーーーー!!」
「少し強すぎたかもしれんが、お前達は今に最大の朗報を目の当たりにする。」
-次回、ホントのシリーズ完結!-