カオスクライマーの日記

マリオシリーズの話題を主体に記事を書いています。

マリオカートアーケードグランプリDX 歴代アップデート集(Rev.1.02からRev.2.00/JPまで)

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Rev.1.00~Rev.1.02

・2013年7月25日稼働。稼働後の初期バージョンとなる。

・前作、マリオカートアーケードグランプリ2から一部キャラが変更された。

 新しいキャラクターとして太鼓の達人からどんちゃんが参戦した他、

 マリオシリーズからはクッパJr.が新たに参戦。

 ミズ・パックマンとアカベイ、まめっちは本作にはいない。

・前作までから続投したキャラクターのうち、

 ワリオワルイージはタマゴスロットで手に入れるタイプの隠しキャラになった。

・新モード「分身バトル」「ふたりで協力」が追加されている。

 分身バトルは日本全国のライバル達から生み出された分身のCPUと戦っていくモード。

 ふたりで協力は2人プレイ専用のモードで、

 CPUチームと戦ってゴール時の合計ポイントで勝敗を競う。

 プレイヤーのチームは合体カートが使用可能。一定時間は特定のアイテムが打ち放題になる。

・前作の2からジャンプドリフトがかなり曲がりにくくなった。

・コース中にあるマリオコインは取ってもスピードアップする事がなくなったが、

 タマゴスロットを回してアイテムやカート等をゲットしていくために使われるため、

 前作に引き続き重要なマイレージ要素となっている。

・コース中のマリオコインの数が25枚→35枚になり、対戦プレイやふたりで協力で

 自分の画面内で一緒に走っている相手にコインを横取りされるという事はなくなった。

[2013年2月 ロケテスト版からの主な違い]

ヨッシーの顔写真の頭の位置が少し低くなった。

ドンキーコングの顔写真が変更された。

・ライトニングチャンプのリアウイングに色が付け加えられた。

・対戦プレイでプレイヤー番号の表示が① ② ③ ④と丸い枠での表示になった。

・ピーチキャッスル、スプラッシュサーキット、ぼんおどりストリート、

 クッパファクトリーのラップ数がそれぞれ1周ずつ少なくなった。

・キングダムウェイの山頂の背景に新しいオブジェが追加された。

・アイテムのスロットの回り方が滑らかになった。

・プレイ初期の状態で持てる3つのアイテムは

 ロケテストではミドリこうら、バナナ、ペーパーキノコだったが、

 正式稼働後はペーパーキノコ→おじゃまフレームに変更された。

・レース中、各アイテムのアイコンにタイプ別に背景色が加わった。

・コースマップのキャラアイコンに順位を表示しなくなった。

・順位、残り時間、ラップ数表示のデザインが変更された。

ファイナルラップに突入した時のBGMはロケテストだと

 過去作のアーケードグランプリやダブルダッシュ!!と同じ音源だった。

・ふたりで協力で順位に応じて貰えるポイント数が調整された。

クッパJr.ロケテストの段階から参戦していた。

[Rev.1.02 備考]

前作から比べるとかなりの要素がリニューアルされている。

初期のバージョンはまだゲームバランスや挙動がけっこう不安定で、

この当時はアイテムセットの強さの他、運に左右される側面がかなり大きかった。

CPUもふらふら気味の挙動に反してめちゃくちゃ強い。

後述のRev.1.06/JPまではジグザグにドリフトしたまま段差を超えると

カートがどんどん速くなっていくというバグさながらの挙動があった。

また、この頃は実況のテンポがもっさりしており、

ぼんおどりストリートではゴール後も途中経過を実況し続けられる現象が多発していた。

当時はとくに対戦プレイでこうした実況のラグが深刻だった。

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Rev.1.03/JP(大型アップデート)

・2013年12月18日施行。アップデートでとくに大きく変わった部分は色付きで表記。

 海外の筐体で日本より先行して導入された要素は☆マークを付記。

・最高速タイプの新しいキャラクターとして「ロゼッタが追加。

・グランプリ、対戦プレイ、ふたりで協力のCPUにロゼッタが追加。

・キャラクターセレクトの配列が少し変更され、キノピオが下段に移動。

 ワリオワルイージは左右の並びが逆になった。

・カート選択の画面が新しくなり、各カートのアイコンの背景色がレアリティ別になった。

キノピオの顔写真のポーズが変更された。

・新システム「スペシャルコード」に対応した。専用のコードを読み込ませると

 キャラクターのきせかえバリエーションなどが入手できる。

・バランスタイプのきせかえバリエーションに「アイスルイージ」「ファイアマリオ」が追加。

 専用のスペシャルコードを読み込ませるとゲットできる。

 アイスルイージの専用アイテムはアイスボール。前後に投げ分けができるアイテム。

 ファイアマリオの専用アイテムはダブルファイアボール。こちらも前後の投げ分けが可能。

 後にアイスルイージファイアマリオのコードは公式サイトでも公開された。

・対戦エントリーの待機画面のデザインが少し変更された。

・分身バトルで対戦するライバルが決まった後、

 3人のライバルを表示する際に効果音が加わるようになった。

・分身バトルでレースが始まる直前のカットインが廃止された。

クッパJr.ワルイージワリオをタマゴスロットでゲットしていると、

 彼らがグランプリのCPUに出現するようになった。

・レース中に画面右上に表示される順位のうち、5位の色が濃いピンク→青になった。

・プレイヤーの称号を記すプレートがRev.1.02までより横長になった。

 ただし対戦前のカットインなどでは前と同じデザインなので一括で変わっている訳ではない。

クッパのプレイヤー視点が近めになり、ドリフト中は少し遠ざかるようになった。

・アイテムボックスを取ってアイテムのルーレットが回っている間は

 画面上のアイテムスロットが大きくなる、という演出がなくなった。

・後方のライバルがトリプルアイテムを持っている場合、

 その残数に応じてアイテムのアイコンが変わるようになった。

・自分が投げたアイテムをライバルにガードされてもキャラが喜んでいたバグが修正された。

・実況がかなりスムーズに進行するようになった。

☆対戦プレイや協力プレイでレースが始まった後、

 実況からの各プレイヤーのゼッケンの呼ばれ方が変更された。4Pはとくに顕著。

☆キングダムウェイの3ヶ所目のアイテムボックスの位置が変更され、

 コース後半に橋を下っていく手前に設置されるようになった。

☆グライダーで滑空する瞬間、水中を出入りする瞬間にシールドが出るようになった。

 元々滑空する時や水中を出入りする一瞬には無敵時間があったのだが、それが可視化された。

・協力プレイで合体カートを発動する時の画面演出で

 自分のプレイヤーの写真の枠が赤くなる事がある点が修正された。

・ゴールした後の結果表示で、1位だった場合の表示が滑らかな動きになった。

 ただし2位以下は順位表示の点滅が少しおかしくなっている。

・タマゴスロットで、アカこうらやゴールドこうらなど

 こうら系のアイテムをゲットした時に表示されるアイテムの向きが変更された。

・新しい称号を獲得した時の画面表示が変更された。

・コンティニューせずゲームを終了した時に流れる画面で登場する9キャラクターのうち、

 ピーチとクッパのアートワークが変更された。

[Rev.1.03/JP 備考]

稼働後としては初めての大型アップデートだったが、

Rev.1.02から細かい箇所を含め非常に数多くの要素がブラッシュアップされた。

前までもっさりしていた実況もスムーズになり、これで実況のラグがだいぶ解消されている。

ただ、レース中のゲームバランスが不安定な部分はRev.1.02からあまり直っておらず、

それらのバランス面はもう少し先で修正される事になる。

ちなみに海外版筐体の最初期のバージョンは日本のRev.1.02がベースなのだが、

滑空や潜水時にシールドが一瞬出る要素などが先行導入されていた。

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Rev.1.04/JP(新SPコード対応)

・2014年1月中旬施行。

・分身バトルモードで出現する分身の称号がほぼ一貫して「ルーキー」になっているバグが修正。

・ハンドリングタイプのきせかえバリエーションに「あおキノピオ」「イチゴどんちゃん」が追加。

 それぞれ専用のスペシャルコードを読み込ませるとゲットできる。

 あおキノピオの専用アイテムはキノコグミ。後方に設置するタイプのアイテム。

 イチゴどんちゃんの専用アイテムはイチゴケーキ。後ろに発射して攻撃する。

 後にあおキノピオ、イチゴどんちゃんともに公式サイトでもコードが公開された。

[Rev.1.04/JP 備考]

ファイアマリオスペシャルコードの付いた雑誌はこのアップデート後の発売だったため、

実質このバージョンから初登場するという形になった。

あおキノピオやイチゴどんちゃんはそれぞれ2月の雑誌や3月の大会の参加賞などで

スペシャルコードが初めて登場したため、1月に施行された時点で

大会の企画から参加賞・新しいきせかえキャラまであらかじめ練られていたと思われる。

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Rev.1.05/JP(中型アップデート)

・2014年3月26日施行。

 「太鼓の達人 モモイロVer.」とのコラボを実施。

・ハンドリングタイプのきせかえバリエーションに「勇者どんちゃん」が追加。

 この当時はバナパスポートカードを使って太鼓の達人を遊んだ後に

 同じカードでアーケードグランプリDXを遊ぶとゲットできる限定キャラだった。

 勇者どんちゃんの専用アイテムはどんシールド。相手の攻撃を防いで跳ね返す事ができる。

ダッシュプロペラを使った時に専用の実況が流れるようになった。

・だじゃれマイクを使うと、その瞬間から専用の実況が流れるようになった。

・あおキノピオ専用アイテムのキノコグミのアイコンの背景色が緑色に変更された。

・最終コーナーに突入した後、実況が専用の台詞を発するように切り替わるのが追い付かずに

 そのままゴールした場合は「〇〇(キャラ名)、今ゴール!」と発して

 そのレースの実況が終了するようになった。

・ふたりで協力で出現するCPUキャラクターが大幅に弱体化された。

 レース終盤に差し掛かるとスピードがかなり下がるようになっている。

・下位を走行していると徐々にカートが速くなるスピード補正が少し下方修正された。

[Rev.1.05/JP 備考]

このアップデートは大々的には太鼓の達人とのコラボレーションがメインディッシュだが、

実はここで協力プレイのCPUを大幅に弱体化という大規模な調整が行われている。

以前のバージョンまではCPUチームが勝ってしまう事も珍しくなかったのだが、

この調整が施されたおかげで協力プレイでCPUチームに負ける事はまずなくなった。

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Rev.1.06/JP(新SPコード対応)

・2014年4月中旬施行。

・加速タイプのきせかえバリエーションに「あかヨッシー」が追加。

 専用のスペシャルコードを読み込ませるとゲットできる。

 あかヨッシーの専用アイテムはタマゴバズーカ。ロックオン型。

 後にあかヨッシースペシャルコードは公式サイトでも公開された。

[Rev.1.06/JP 備考]

勇者どんちゃん云々のアップデートから1ヶ月しないうちにバージョン番号が変化。

とくに変わった所はない?…と思いきや、その数日後にあかヨッシーの存在が判明。

専用アイテムのタマゴバズーカは相手をロックオンして攻撃するため、非常に強力である。

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Rev.1.07/JP(大型アップデート)

・2014年7月30日施行。筐体上の看板やタイトル画面が変更された。

・最高速タイプの新しいキャラクターとして「メタルマリオ」が追加。

・グランプリ、対戦プレイ、ふたりで協力のCPUにメタルマリオが追加。

・最高速タイプのきせかえバリエーション「ほねクッパ」が追加。

 専用のスペシャルコードを読み込ませるとゲットできる。

 ほねクッパの専用アイテムはほねハンマー。ハンマーを振り回して周囲の相手を攻撃する。

 後にほねクッパスペシャルコードは公式サイトでも公開された。

・新しいスペシャルコード「はじめてパック」「ゴージャスパック」「パワフルパック」が登場。

 はじめてパックはパープルストライク、アカこうら、POWブロック、がびょう、シールド、

 ペーパーキノコ、巨大キノコ、パイ、10tハンマー、ウニボーが一括でゲットできる。

 続いてゴージャスパックはロードジェッター、トリプルミドリこうら、

 トリプルバナナ、トリプルパイがまとめて手に入る禁断のスペシャルコード。

 そしてパワフルパックはドリルマスター、パックンフラワー、ワンワン、ドッスンが貰える。

 なお、はじめてパックは読み込ませるにあたりバナパスポートカードが必要。

 はじめてパックとパワフルパックは公式サイトでもコードが公開されており、

 ゴージャスパックも一時期公式サイトからコードをゲットできたが、

 後にゴージャスパックのコードは公式サイトでの公開を停止している。

ヨッシー、あかヨッシーでマリオコインを連続でゲットした時に取るモーションが変更された。

・新システム「ドリフトブースト」が追加された。

 家庭版作品のミニターボに近いものであり、最大で3段階まで貯められる。

・過去のバージョンからレース中の挙動が変化し、ジャンプドリフトが曲がりやすくなった。

・ドリフトしながらジグザグに走行するテクニックはドラゴンドリフトと呼ばれるようになり、

 ドラゴンドリフトを続けていると徐々に減速するようになった。要するに弱体化している。

・すべてのコースにダッシュボードやスターリングといった加速ギミックが追加。

 ダッシュボードのあるジャンプ台では自動でアクションが発動する。

ダッシュボードやグライドボードのデザインがマリオカート8に準じた新しいものになり、

 グライダーで滑空する時はマシンが1回転し、各キャラが声を発して飛んでいくようになった。

バナパスポートカードを読み込んでカードデータを確認する画面が変更。

 デザインが大幅に進化した他、グランプリの進行状況が確認できるようになった。

 その代わり、今までに蓄積したレベルポイントや対戦勝利回数が見られなくなっている。

・グランプリで100ccが初めから走れるようになった。

・分身バトルのモード名がこのバージョンから「全国対戦」に改名された。

 モード画面やBGM、ライバルが決まった後のカットインも新しくなっている。

 過去のバージョンで分身バトルを進めていた場合、それまでのレベルは引き継がれる。

・1人プレイのモード選択で全国対戦が左側、グランプリが右側に変更された。

・2vs2のチームに分かれて戦う、4人プレイ専用の新モード「チームで対戦」が追加。

・ふたりで協力、チームで対戦で登場する合体カートの3号と4号の仕様が変更された。

 3号はブラックこうらを2連射、4号はクッパこうらを発射する。

・ふたりで協力で獲得できるタッグメダルの数が増加し、

 チーム1位で4枚、チーム2位で2枚、チーム3位で1枚貰えるようになった。

 チームで対戦の場合、勝利したチームはタッグメダルを6枚ゲットできる。

・ふたりで協力、チームで対戦でゴールした後にチームの合計ポイントを集計する時に

 1位が貰えるポイントが12点→10点に減った。以降の最大合計ポイントは18点。

・2人プレイのモード選択が「ふたりで対戦」「ふたりで協力」の並びになり、

 決定したモードが半々で別れた場合は対戦プレイが優先されるようになった。

・プレイヤーの称号を記すプレートのデザインが変更された。

 Rev.1.03/JPと違い、今度は称号を表示するすべての箇所でデザイン変更が適用されている。

・アカこうらやタライなど敵をロックオンして攻撃するアイテムが、

 グライダーで滑空している時に投げてもしっかり狙った敵を追尾するようになった。

・ドリフトした状態を維持したまま段差を越えても急加速しなくなった。

 前述のドラゴンドリフト最大の弱体化である。

・壁にぶつかった時の減速度が大きくなった。

クッパファクトリー、クッパキャッスルの入り口の段差でカートが跳ねなくなった。

ファイアボール、炎の素のエフェクト、マグマの質感がブラッシュアップされた。

・後方のライバルがトリプルアイテムを使って残数が2個になった時に

 アイテムのアイコンの背景色がおかしくなっていた点が修正された。

・ふらふらしていたCPUの挙動が改善され、コースに沿ってしっかり走るようになった。

・CPUがパイバズーカやタマゴバズーカを一向に発射しないバグが修正され、

 これ以降のバージョンではちゃんとバズーカを発射するようになった。

・対戦プレイでは下位を走っているとプレイヤーのカートが速くなる

 スピード補正が今まであったのだが、ここからしばらくの間発生しなくなった。

・以前のバージョンまでは少しおぼつかなかったCPUの挙動が改善された。

・全国対戦に登場する分身が以前のバージョンから大幅に強化された。

・ゴールした後の「FINISH!」の文字の間隔や光加減が変更された。

・ふたりで協力でチームの合計点で1位になった時、

 グランプリで各カップを制覇した時と同じBGMが流れるようになった。

・すべてのキャラクターがゴールした時に順位に応じた声を発するようになった。

 ただしヨッシーは2位以下でゴールした時用のボイス自体がない。

・レースの結果を見終わった後、ゲームプレイにまつわるアドバイスが表示されるようになった。

 表示されるアドバイスの内容は毎回ランダム。

・タマゴスロットで新しいアイテムやカートをゲットした時の画面が新しくなり、

 景品を見る時にタマゴの殻のシャッターが開くようなアニメーションが追加された。

 アイテムの説明やカートの能力補正もその時に確認できる。

 また、そこでゲットしたアイテムやカートがレア以上のものだった場合は

 画面の左上にレア、スーパーレア、ウルトラレアと表示されるようになっている。

 ちなみに隠しキャラクターはウルトラレアという扱い。

・対戦プレイでコンティニュー専用アイテムだった「キラー」が削除された。

 以前のバージョンではCPUを除いて最下位だったプレイヤーに配られており、

 使うと本家シリーズと同様に猛スピードでコースを突き抜けていく事ができた。

・このバージョンから2人以上で対戦プレイや協力プレイで遊ぶ場合、

 バナパスポートカードの新規発行ができなくなった。

・公式大会や店舗大会を行うために使われる専用プログラム「大会モード」が追加。

 大会モードではコース選択を最初にエントリーしたプレイヤーのみが行う、

 3人以下でCPUキャラクターが参加しない、対戦前に専用のカットインが入る、

 といったように通常の対戦とは少し異なるプログラムがセットされている。

[Rev.1.07/JP 備考]

Rev.1.03/JP以来の大型アップデートにして、

本作のシステムを一気に塗り替えた大革命的なアップデート。

このバージョンから加わったドリフトブーストの存在が何よりも大きく、

ドリフト勝負がアツい大迫力のレースが味わえるようになった。

それまで不安定だった挙動もこのアップデートで調整された。

ただ、後述のRev.1.09/JPまでは下位走行中のスピード補正がオミットされていたため、

しばらくの間はドリフトが使えない人が置いていかれる実力ゲーになっていた。

グランプリや全国対戦もCPUキャラの強化により難易度が激増している。

ドリフトをしながらジグザグに走る、通称「ドラゴンドリフト」は

今まで段差で謎加速を起こしていた挙動があったのだがここで調整・弱体化。

以降はドラゴンドリフトをしたまま段差を飛び越えると、かえって減速するようになっている。

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Rev.1.08/JP(新SPコード対応)

・2014年9月30日施行。

・新しく「元祖ドンキーコングパック」「お天気パック」のスペシャルコードが登場。

 元祖ドンキーコングパックはタル、ハンマー、ねばねばオイルが、

 お天気パックはあまぐも、カミナリぐも、ゆきぐもがゲットできる。

 なお、これらのスペシャルコードは公式サイトには掲載されていない。

[Rev.1.08/JP 備考]

このバージョンでは新しいスペシャルコード2種の対応以外に目立った新要素はない。

元祖ドンキーコングパックは、後の大型アップデートに伴う影響で

現在はバナパスポートカードを持って使うとアイテムのハンマーが被りに消えるため注意。

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Rev.1.09/JP(大型アップデート)

・2014年12月16日施行。

・加速タイプのきせかえバリエーションに「くろヨッシー」が、

 最高速タイプのきせかえバリエーションに「ゴールドマリオ」が追加。

 それぞれ専用のスペシャルコードを読み込ませるとゲットできる。

 くろヨッシーの専用アイテムはごろごろタマゴ。前後に投げ分けができるアイテム。

 ゴールドマリオの専用アイテムはマリオコインプラス。

 使うとその場でマリオコインを10枚ゲットできる、コイン集め特化のアイテム。

 後にくろヨッシー、ゴールドマリオのコードは公式サイトでも公開された。

・イベント限定だった勇者どんちゃんスペシャルコードでゲットできるようになった。

 後に勇者どんちゃんのコードも公式サイトで公開された。

・あかヨッシーのカートのエンブレムのタマゴの色が緑→赤に変更された。

クッパほねクッパのプレイヤー視点がRev.1.02までと同様のものに戻され、

 ジャンプドリフトしてもカメラが遠ざからなくなった。

・すべてのコースに左右が反転したミラーコースが追加された。

 近年の本家シリーズと違いキャラクターやカート、グライダーは左右反転しない。

・グランプリでライバルが使用するアイテムが多くのラウンドで変更された。

・全国対戦のシステムが一新された。都道府県別に対戦するルールになり、

 50エリアすべてをクリアして全国制覇すると特別なカートが貰える。

 こうした一新により、アトラクトムービーで全国対戦を紹介する映像が少し変更されている。

・全国対戦で全50エリアを制覇する事で手に入るカートとして

 「マッハペガサス」「ゲソダイバー」「ウルトラレオン」の3台が追加。

 カラーバリエーションを含めてこれらのカートをコンプリートするには、

 全国制覇を6周する必要があり、最低でも必要な全国対戦の回数は300戦。

・全国対戦で使うアバターに被せる事ができる変装アイテムが多数追加された。

 変装アイテムは主に各ブロックの全エリアを制覇した時に受け取る事ができる。

 自分の分身に勝った相手と戦えるチャレンジチャンスに勝った時に貰えるものもある。

・全国対戦で難易度指定がふつうやむずかしいのコースをプレイした際、

 レース後に貰えるレベルポイントが少し多くなった。

 優勝した場合のポイントはかんたんが11点、ふつうは13点、むずかしいは15点。

 チャレンジチャンスで勝利すればその2倍の点数が貰える。

スペシャルコードでゲットできるカートに「ターボドルフィン」「ハンタービー」が追加。

 それぞれ加速とハンドリングを+1ずつする、今までにないカート性能を持つ。

 ハンタービーは2015年4月に初めてスペシャルコードが登場。

 後にターボドルフィン、ハンタービーのコードは公式サイトでも公開された。

・「ふたりで協力」「チームで対戦」に登場する合体カートに6号が追加された。

 5号はたつまきを発射していたが、6号はクッパこうらを2連射する事ができる。

エアリアルロード、クッパファクトリーのラップ数が150ccのみ2周→3周になった。

・レース中、カードを持っていない完全初期の状態では

 アイテムボックスからミドリこうら、バナナ、おじゃまフレームに加えて

 アカこうら、カミナリぐも、ハンマーの計6種が出現するようになった。

・レース中の画面の左下に、獲得マリオコイン枚数が表示されるようになった。

・後方のライバルの位置を示す顔写真表示の奥行きが修正され、

 旧作と同様に上の順位にいるライバルが手前に表示されるようになった。

・CPUキャラクターが前後投げ分けが可能なアイテムを後ろにも投げるようになった。

・グランプリや全国対戦のCPUキャラクターがゴール後もコースに沿って走るようになった。

[Rev.1.09/JP 備考]

Rev.1.07/JPをベースにミラーコースの追加、新カートが5台追加、合体カートに6号が追加、

全国対戦に大規模なやり込み要素が追加、一部コースが150ccでラップ数増加など、

挙げだしたらキリがないほどの新要素追加やブラッシュアップにより、

歴代バージョンでも最大級の革命を起こしたアップデートとなった。

バナパスポートカードを持っていないプレイヤーは使えるアイテムが増えるなど、

初めて遊ぶプレイヤーにも遊びやすい改良がなされているのもポイント。

2015年7月上旬には海外版筐体にアップデートが施行され、

日本のRev.1.09/JPを基にしたブラッシュアップが一括でなされた。

(※全国対戦やスペシャルコード周り、マリオコインの表示などは例外)

ロゼッタメタルマリオも海外ではこの時に初めて追加されている。

なお、レース中の挙動などは後述のRev.1.10/JPのものが先行して使われている。

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Rev.1.10/JP(大型アップデート)

・2015年7月28日施行。

・新しい性能タイプとしてスーパーハンドリングタイプが追加。

 旋回性能が非常に高いが、最高速と加速がともに低いという特徴を持つ。

・スーパーハンドリングタイプの新キャラクターに「ベビィマリオ」と「ベビィピーチ」が追加。

・グランプリ、対戦プレイ、ふたりで協力のCPUにベビィマリオベビィピーチが追加。

・キャラクターセレクトの配列が一部変更された。

 キノピオは再び上段に移動し、ロゼッタメタルマリオが下段に移動した。

☆このバージョンから走行中のプレイヤー視点の新しい仕様として

 スピードが上がっていくにつれてキャラやカートが画面から遠くなっていくようになった。

 また、それと同時に全キャラクターやカートの視点の角度も少し変わっている。

 クッパドンキーコングワリオワルイージロゼッタ

 ほねクッパの6キャラクターは映される角度がかなり高くなった。

・新しく「おじゃまキャラパック」「マリオコイン200枚プラス」のスペシャルコードが登場。

 おじゃまキャラパックはボムへい、ガサゴソ、フグマンネンがすぐに手に入る。

 これらのスペシャルコードは公式サイトでは公開されていない。

・対戦エントリー画面で筐体のシートを動かせる旨のメッセージが表示されるようになった。

・対戦プレイ、ふたりで協力、チームで対戦で

 スタート前に実況がプレイヤーのキャラクターを呼ぶ際、

 それぞれのプレイヤー番号を言わなくなった。

☆Rev.1.07/JPで削除されていた、下位を走っている時にスピード補正がかかる仕様が復活。

 スピード補正は昔ほど極端ではなく、じわじわと追い付けるようになっている。

・対戦プレイでライバルのプレイヤーが自分を追い抜かした時、

 「おさき~♪」や「ばいば~い!」などの台詞ポップが出現しなくなった。

・全国対戦モードで登場する分身の動きがさらに強化された。

・グランプリモードにおけるCPUが強化された。

 150ccではプレイヤーにはとても出せないスピードで追い上げてくる。

 とくにダッシュボードがあるコースではおかしいレベルの追い上げが発生しやすい。

・CPUの動き方が少し変更され、本家シリーズでいうマリオカート64のものに近くなった。

 スタート時に先頭にいたキャラほど何回ひるませてもしつこく追い上げてくる。

・対戦プレイ・協力プレイのCPUはさらに弱体化され、

 CPUのアイテム編成がすべてのコースでミドリこうら、カミナリぐも、ハンマーで固定された。

☆レース中の挙動が変化、ドリフトブーストのゲージが溜まりやすくなった。

 ただし、壁にぶつかるとブーストゲージが消滅しやすくなっている。

☆ゴールした後の順位表示で、

 2位以下だった時の表示が不自然だった部分が修正された。

☆ゴール後にキャラクターを追うカメラワークが前バージョンまでより近めに調整された。

・コンティニューせず、ゲームを終了した時のテキストが

 「GAME OVER」から「THANK YOU!」に変更され、BGMも一新された。

[Rev.1.10/JP 備考]

Rev.1.09/JPを基に対戦バランスが再調整され、新規性能のベビィ達が追加されるなど、

今までの例に漏れず新しい要素が多数追加され、ドリフトブーストはゲージが溜めやすくなった。

実況のテンポはここでさらに高速化し、よりスムーズになっている。

しかしこのバージョンではグランプリや全国対戦のCPUが壊れ性能と化しており、

そのイカレっぷりは間違いなく歴代バージョンでも随一。

とくに150ccではライバルにアイテムをぶつけてどれだけ引き離しても、

直前に蹴散らしたはずのライバルが明らかにおかしいレベルの速度で追い上げてくる。

終盤で無敵アイテムなどを使って加速すればほぼ確実に対抗できるが、

勝ち方はかなりパターン化している。

対戦プレイではCPUが各コースで使うアイテムが統一となり、

コースごとに個性的なアイテムを使う様を見る事ができなくなってしまった。

この次以降のバージョンでは画面表示が一新されるため、

旧作アーケードグランプリから続いたタイプのユーザーインターフェースで走れるのは

DXではこのRev.1.10/JPが最後のバージョンとなる。

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Rev.1.11/JP(大型アップデート)

・2016年4月21日施行。筐体上の看板やタイトル画面のアートワークが変更された。

 このバージョンはダウナー調整が少し多いため、下方修正された箇所は青文字で表記。

・全国対戦、ふたりで協力、対戦プレイで遊べるコースに

 新コース「パックマンスタジアム」「ナムコサーキット」が追加。

・対戦エントリー画面にマリオボタンで対戦をキャンセルできる機能が追加された…が、

 ボタンを押してエントリーをキャンセルするか確認する画面の間は

 そのプレイヤーがエントリー枠から一時的に外れるという欠陥が存在していた。

・バランスタイプのきせかえバリエーションに「タヌキマリオ」が追加。

 専用のスペシャルコードをかざすとすぐにゲットできる。

 タヌキマリオの専用アイテムは巨大茶がま。茶釜に変身して体当たり攻撃ができ、

 オンボロハンドルなどの状態異常にかかっている場合はそれを解く効果がある。

 ただし変身中は次のアイテムが取れずドリフトブーストも不能、被弾すると茶釜状態が解除。

 タヌキマリオスペシャルコードは公式サイトでは公開されていない。

スペシャルコードでゲットできるカートに「ハンバーカー」が追加。

 てれびげーむマガジンのカートデザインコンテストで最優秀賞に輝いたカートで、

 最高速と加速を+1ずつする性能を持ち、空中特化の特徴も持っている。

 このスペシャルコードを使う場合に限り、カラーバリエーションも一括で受け取れる。

 公式サイトではこのコードは公開されていない。

・このバージョンからバナパスポートカードにデータを登録すると

 アイテム12種類とカートのライトニングチャンプをすぐに入手できるようになった。

 前のバージョンまでのデータが既に入っていても入手する事が可能。

・この兼ね合いでRev.1.07/JPで登場したはじめてパックのスペシャルコードは

 貰えるアイテムのほとんどがデータを登録した瞬間に貰えるものと被ってしまい、

 新規で獲得できるのがパープルストライクと10tハンマーの2つのみとなった。

 読み込むためにバナパスポートカードが必要なのは相変わらず。

バナパスポートカードを使わずに2人以上で遊ぶプレイに「おためしカート」が追加。

 一見タマゴスロットで手に入るスペシャルカートと見た目や能力補正は同じだが、

 これらのカートはジャンプドリフトでシールドを出す事ができない。

 出現するおためしカートは毎回ランダムでライトニングチャンプ、レイニードリーム、

 マッシュラン、カントリーウィナー、パープルストライク、ブルトラック、

 ソルバルルーン、スイーツパーティーのいずれか2台。

・1人プレイのモード選択でグランプリと全国対戦の並びが再度入れ替わり、

 グランプリが左側、全国対戦が右側になった。

 マリオのアートワークの左右は入れ替わっていない。

・ふたりで協力はバナパスポートカードを使っていないと遊べないモードになった。

 カードは1人でも持っていればプレイ可能だが、

 そうでない場合はふたりで協力が暗く表示され、モード選択も対戦プレイで固定となる。

・Rev.1.07/JP~Rev.1.10/JPでプレイできた「チームで対戦」モードは削除された。

・対戦プレイやふたりで協力のコース選択におすすめコースが追加。

 公式がおすすめの6コースから基本は選択していく事になる。

 ここではマリオボタンがカーソル上下ではなくコースの切り替えになるため注意。

 このバージョンのおすすめコースはキングダムウェイ、スプラッシュサーキット、

 ぼんおどりストリート、ナムコサーキット、エアリアルロード、クッパファクトリーの6つ。

・スプラッシュサーキット、エアリアルロード、スカイアリーナ、

 クッパファクトリー、クッパキャッスルのコース画像が変更された。

・グランプリや全国対戦におけるマリオカップの難易度の指定がかんたん→ふつうに、

 クッパJr.カップはふつう→むずかしいに変更され、対戦や協力と同じ難易度になった。

 この変更によって全国対戦で貰えるレベルポイントも少し多くなっている。

クッパカップの難易度の指定がむずかしい→激ムズになった。

 この難易度指定はこのバージョンから新たに登場したもので、

 全国対戦でもそれ相応に非常に高いレベルポイントが貰えるようになっている。

 優勝すれば一気に17点ものポイントを受け取る事が可能。

 チャレンジチャンスでクッパカップのコースが出て勝利すればその倍、34ポイントも貰える。

バナパスポートカードを持たないプレイヤーが完全初期の状態で使えるアイテムが

 ミドリこうら、バナナ、おじゃまフレーム、アカこうら、ハンマー、巨大キノコになった。

 巨大キノコは使って大きくなる時や時間切れで小さくなる時の動きが滑らかになっている他、

 体当たりでライバルをスピンさせられるようになっている。

・レースがスタートする前のロード画面が一新され、

 グランプリ、全国対戦、みんなで対戦、ふたりで協力でそれぞれ違う画面が流れるようになった。

 カードを持っていない人向けには基本操作やプレイしているモードの説明が、

 持っている人向けにはやり込み要素の紹介がされる他、

 表示されているロード画面はアイテムボタンで切り替える事ができる。

 ちなみにふたりで協力のロード画面で確認できる合体カートの進化は4号まで。

・対戦モードでレース前に対戦相手を表示するカットインが変更され、

 かつて大会モード専用だったカットインと同じものになった。

・すべてのコースでスタート前のコースイントロのカメラワークが変更された。

 参加ドライバーを映すシーンは最後になり、映し方自体もかなり変わっている。

クッパドンキーコングワリオワルイージロゼッタほねクッパを除く

 すべてのキャラクターのプレイヤー視点の角度が一括で変更された。

 きせかえを含む18キャラクターが先発のクッパらのように視点が高くなっており、

 ベビィマリオベビィピーチは逆に視点が低くなった。

・レース画面が一新され、全キャラの順位が画面右に表示される仕様に変更。

 ラップ数の表示は左上に移動し、コースマップは削除された。

・スタート直前にエンジンをかけ始めた時やジャンプドリフトをした時に

 カートが小刻みに揺れるようになった。(マリオカート8に近い揺れ方になっている)

・このバージョンからジャンプドリフトの仕様が大幅に変更。

 マリオボタンを押してもカートがジャンプするようになった他、

 スペシャルカートでドリフト中に発生するシールドは

 一度攻撃を受けると消滅するようになった。再度ジャンプすればシールドは復活する。

・ノーマルカートで走る場合はそもそもジャンプドリフト中にシールドが出なくなった。

・グランプリでベビィマリオベビィピーチがCPUで出現する際、

 3位以上のグリッドに並ぶ事がなくなった。

 いずれの場合でも4位か5位のグリッドにしか並ばないため、

 ベビィ達が上位陣に割り込んでくる事もほぼない。

・50ccマリオカップのラウンド4でCPUが使っていたトリプルフグマンネンが

 単品のフグマンネンに変更された。

・きせかえバリエーションのキャラクター専用のアイテムや

 ふたりで協力の合体カートが少し出現しにくくなった。

・対戦プレイやふたりで協力で出現するCPUのアイテム編成が

 全コース共通でミドリこうら、バナナ、ハンマーに変更された。

・ライバルにアイテムを当てると「~にアイテムがヒット!」と、

 逆に当てられると「~にアイテムをぶつけられた!」と画面左に表示されるようになった。

 表示される面積はけっこうデカく、自分が使っているカートに表示が重なる事があるほど。

・ふたりで協力で合体カートを使っている時、

 敵のチームに攻撃を当てて喜ぶ声を発するキャラが大砲側のほうに変わった。

・新コース2つとぼんおどりストリートを除く9つのコースすべてで

 アイテムボックスやマリオコインの位置が大幅に変更された。

 とくにアイテムボックスは設置数が多くなっているコースも多い。

 ただしトロピカルコーストだけはアイテムボックスが4ヶ所→3ヶ所に減少した。

・対戦プレイやふたりで協力で、バナパスポートカードを使わないプレイヤーの画面では

 マリオコインがコース中に出現しなくなった。

・グライドボードで滑空する場所が近づいた時に

 画面上に表示される標識が「!」マークからグライダーのアイコンに変更された。

・相手をロックオンして攻撃する追尾型のアイテムを使った瞬間、

 狙われたプレイヤーの画面の上に「アイテム 接近中!」のアラートが表示されるようになった。

クッパキャッスルで滑空した時、後続のライバルの写真が滑らかに縮むようになった。

・スプラッシュサーキット、トロピカルコーストのスタート地点のゲートで

 書かれている文字が「MARIO CIRCUIT」→「MARIO KART」に変更された。

・おまつりサーキットの序盤にある若干ジグザグしたカーブに差し掛かった時、

 画面上に表示される矢印の示し方が変更された。

エアリアルロード、スカイアリーナの最終コーナーの外側の壁にある矢印が緑色になった。

 今まではその矢印が赤色だったので、かなり見やすくなっている。

・トップがゴールした後に画面中央に表示されるカウントダウンが

 タイムアップの10秒前からになった。

 時間切れが迫っている事を示す効果音も変更され、緊張感を誘うものになっている。

・上述の巨大キノコを筆頭に、ほぼすべてのアイテムにバランス調整がなされた。

 後方に置くタイプのアイテムは今までよりサイズが大きくなり、攻撃範囲や効果時間が上昇。

 ロックオンして攻撃するタイプのアイテムは総じて追尾スピードが下がっているが、

 食らった相手が減速する効果が付加されたり

 ダメージを受ける時間が長くなるという代償強化を受けているものが多い。

・ハンマーなど振り回して攻撃するアイテムは、

 使っている間はカートが少しスピードアップするようになった。

・ブラックこうらは当てた時に爆発する範囲が広くなった。

・タライ、ペーパーキノコなどでペシャンコにされている間、

 ブレーキを踏むかマリオボタンを押してもジャンプができなくなった。

・ゴールドタライが3発目の攻撃でペシャンコに潰すように強化された。

・たつまき、トリプルたつまきが弱体化。

 投げた後、たつまきが徐々に小さくなっていくようになった。

 合体カート5号も併せて弱体化している。

POWブロックの衝撃波をジャンプでかわせるようになった。

クッパこうらの攻撃範囲がわずかに狭くなった。

・カンシャクダマ、にせアイテムボックスは当たると大きく転倒するようになった。

・ジャンボグミ、キノコグミは小さいアイテムをぶつけられても相殺せず、

 グミ側が一方的にアイテムを打ち消すようになった。

 相殺するにはクッパこうらなどの大きいアイテムを当てなければいけない。

・あばれゴマは使用後の変身時間が短くなった。

 たつまきやあばれゴマは弱体化のみされている事になる。

・ポンプから発射されるペンキの数が減った。

 その代わり、ペンキを食らった相手が減速する効果が追加されている。

・じげんバクダンのカウントダウンが15秒→10秒になった。

 なすり付けるとカウントがリセットされる他、爆発した時の爆風が広くなる。

テレサを使った後、自分が透明でいられる時間が長くなった。

 また、誰からもアイテムを奪えなかった場合、

 テレサが恥ずかしがって逃げるようにアニメーションが変更された。

トゲゾーこうらが大幅に強化され、

 1位の頭上にたどり着くと超高速で回転した後にすぐ爆発するようになった。

 爆風の発生範囲もこれまでより広くなっている。

・レースを終了した後、コンティニューして続けてプレイすると

 コンティニューボーナスとしてマリオコイン50枚が追加で貰えるようになった。

・コンティニューして続けてプレイした場合、キャラクターやカートを選び直せるようになった。

 ただし顔写真を撮り直す手順もあるため注意。

バナパスポートカードを使わない対戦プレイでコンティニューした際、

 コンティニュー画面でランダムで選ばれたアイテムが上乗せで1つ貰えるという要素が追加。

 コンティニューアイテムはトリプルミドリこうら、ワンワン、クッパこうら、

 スーパースター、あばれゴマなど強力なアイテム揃い。

[Rev.1.11/JP 備考]

画面表示がリニューアルされ、現在のユーザーインターフェースに変化した。

その他、大多数のアイテムにバランス調整がなされ、弱かったアイテムが数多く強化された。

そして待望の新コースも追加された本バージョンだが、

肝心の新コースがこの当時はグランプリで走れない、チームで対戦モードは削除、

ふたりで協力もバナパスポートカードが必須化などといったように制約が付いており、

せっかく色々アイテムが強化されているのになんだかかゆい所にギリギリ手が届いていない。

このバージョンからは今まで強すぎたスペシャルカートのドリフトシールドが弱体化。

一度攻撃を当てるとシールドが壊れ、再度ドリフトしないといけないという調整が施された。

そこは良いのだが、ノーマルカートでそもそもシールドが出せなくしたのはよく分からない。

カードなしで使えるアイテムも地味なものばかりなので、

バナパスポートカードの有無で格差が生じるようになってしまっており、

相対的なゲームバランスは前のバージョンまでと比べてもっぱら悪くなっている。

ちなみにこのバージョンで一括で調整されたアイテムバランスは

きせかえバリエーションの専用アイテムにも適用されており、

ほねハンマーを持つほねクッパはこのアップデートの恩恵を強く受けている。

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Rev.1.12/JP(調整アップデート)

・2016年6月下旬施行。

・対戦エントリー画面でマリオボタンで対戦をキャンセルできる機能が削除された。

・レース終了後、コンティニューの待ち時間が20秒→25秒に増えた。

・自分の分身に勝った相手に挑戦できるチャレンジチャンスで、レース開始前のカットインで

 イチゴどんちゃんと勇者どんちゃんのアイコンが逆になっていた部分が修正された。

[Rev.1.12/JP 備考]

Rev.1.11/JPで試みが見られたマリオボタンで対戦キャンセルをできた機能が早くも削除。

わずか2ヶ月という早さでオミットとなった。

確かにRev.1.11/JPの項で触れた通りの欠陥があったのだが、

それにしてもあまりにも早すぎる削除だった。

そのため、それ以降は手早く1人で遊びたい場合は

今までと同様に対戦エントリーの画面でアイテムボタンを長押しまたは連打する必要がある。

なお、海外版筐体で2016年12月に施行されたアップデートは日本のRev.1.12/JPをベースとしており、

同時にこの時の内容が海外版における最後のバージョンアップとなった。

後述の新キャラクターも海外では追加されていない。

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Rev.1.14/JP(大型アップデート)

・2017年6月6日施行。

・バランスタイプの新キャラクターに「デイジー」が追加。

・後に2017年10月に開催された先行ゲットキャンペーンで

 スーパーハンドリングタイプの新キャラクターに「キングテレサ」が追加。

 キングテレサは2018年10月2日から無条件で使う事ができるようになった。

・グランプリ、対戦プレイ、ふたりで協力のCPUにデイジーが追加。

 キングテレサを使って遊べる場合はグランプリのCPUにキングテレサが加わる事がある。

・キャラクターセレクトの配列が変更された。パックマンが左下に移動している。

パックマンスタジアム、ナムコサーキットの2コースがグランプリに対応し、

 100cc以上から「パックマンカップ」として走れるようになった。

・グランプリで50ccは2ラウンドでクリアできるようになった。

・グランプリの各カップで最終ラウンドまで制覇した時にカップクリア賞品が貰えるようになった。

 カップクリア賞品はそれぞれのカップごとに決まっている。

・タマゴスロットで手に入れられるクッパJr.

 50ccキノピオカップをクリアする事でもゲットできるようになった。

スペシャルコード限定だったタヌキマリオ

 グランプリの50cc太鼓の達人カップのクリアでもゲットできるようになった。

スペシャルコード限定だったハンバーカーが

 グランプリの100ccクッパカップクリアでゲットできるようになった。

 ただしこの条件の場合、ゲットできるのはデフォルトのカラー限定である。

・全国対戦の段位に21段以上が追加され、最大レベルは50段になった。

・グランプリの排気量セレクトで各クラスのアイコンの下に表示されるテキストが

 これまでは50cc→ふつう、100cc→すこし速い、150cc→速い、150ccミラー→速い、

 …とスピードの速さを表示していたのが、それぞれの難易度を表示するようになった。

 50ccはかんたん、100ccはふつう、150ccはむずかしい、150ccミラーは激ムズ。

・グランプリにカップクリア賞品が追加された+50ccは2ラウンドでクリアになった事で

 各カップや各ラウンドの選択画面のデザインがリニューアルされた。

 レース終了後に新しいラウンドが解放される旨の説明や実況も一新されている。

☆全国対戦、対戦プレイ、協力プレイでミラーコースを示すアイコンが変更された。

・ジャンプドリフト中の挙動が上方修正され、今までよりかなり曲がりやすくなった。

・このバージョンからハンマー系のアイテムすべてが、

 振り回している間でも次のアイテムが取れるようになった。

 その間に取ったアイテムは振り回し終わった後から使う事ができる。

・この際、ハンマー系アイテムはそれぞれで異なっていた効果時間が統一された。

 これによってハンマーとフライパンは効果が完全に同一のものになってしまっている。

・グランプリのCPUのゴール後のリアクションが少し変化しており、

 よほど接戦だった場合を除いてプレイヤーより確実に下の順位であれば

 2位や3位でも悔しがるリアクションを取るようになった。

・初めてタマゴスロットを回した時に手に入るスペシャルカートの内訳が変更され、

 ギャラクシーコメット、ダイノバギー、メタルスパークが初回景品に含まれなくなった。

・カードを使わない対戦プレイでコンティニューした時に使えるアイテムの候補から

 あばれゴマが廃止され、代わりにゴールドこうらが追加された。

・対戦プレイでコンティニューした場合にプレイヤー中で最下位だった人に与えられていた、

 ドリフトなしで攻撃を1回防ぐことができる特別なシールドが廃止された。

・コンティニューの待ち時間が25秒→30秒に増えた。

[Rev.1.14/JP 備考]

このバージョンで待望のデイジーが参戦。新規のキャラクターはベビィ達以来で約2年ぶり。

さらにRev.1.11/JPの時に追加されていた新コース2つが

パックマンカップとしてグランプリで走れるようになったのも大きい。

グランプリモードは各カップをクリアした際に賞品がゲットできるようになり、

50ccは2ラウンドでクリアできるようになったのも良い変更点。

全国対戦は最大レベルが20段→50段まで一気に引き上げられたため、

やり込み要素がさらに大幅なパワーアップを遂げた。

キングテレサ先行ゲットキャンペーンも大いに盛り上がりを見せており、

2018年1月10日にキャンペーンが終了するまでに

数多くのプレイヤーがキングテレサを先行ゲットしていたという人気ぶりであった。

同年の10月2日からは誰でもキングテレサを使えるようになり、

その8日後の10月10日には公式サイトでキングテレサの紹介ページが公開された。

打撃アイテムの利便性が向上した事はほねクッパのほねハンマーにも適用されているため、

ほねクッパはアップデートの恩恵を2回も受けている事になる。

…それ故に海外版筐体は日本でいうRev.1.12/JPでアプデが打ち止めになっているのが悔やまれる。

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Rev.1.15/JP(大型アップデート)

・2018年12月18日施行。

 このアップデートの際、新たにアミューズメントICカードに対応するようになった。

・ハンドリングタイプの新キャラクターに「ジュゲム」が追加。

 雲のカートはジュゲム専用のノーマルカートである。

・グランプリ、対戦プレイ、ふたりで協力のCPUにジュゲムが追加。

・キャラクターセレクトの配列が少し変更され、右上にいたキングテレサが左下に移動した。

・新コースに「バナナンラビリンス」「DKジャングル」が追加。

 新しくドンキーコングカップとしてグランプリでは100cc以上から走る事ができる。

・グランプリや対戦プレイでゴールした後、

 プレイヤー達の顔写真を使った表彰画面が追加された。

・100cc以上のグランプリにタイムアタックが実装され、走行タイムを競えるようになった。

 バナパスポートカードを使って100cc以上のグランプリを遊ぶと、画面右上に走行タイムが表示され、

 ゴールした後に完走までのタイムを筐体に登録する事が可能。

・顔写真を覆うフレームが少し細くなった他、

 1P以外のプレイヤーカラーが変更された。2Pは青、3Pはオレンジで、4Pは緑。

 これらの変更はアトラクトムービーやロード画面などにも適用されている。

・顔写真を撮影する時に使われる変装パーツが3D化し、

 プレイヤーの顔の動きに応じてパーツの向きや位置が変化するようになった。

 使用中のキャラクター以外の変装パーツはマリオキャラやどんちゃんのものに変更され、

 その代わり今まで使えた多種多様な変装アイテムが顔写真の撮影で使えなくなっている。

・各キャラクターの変装パーツのデザインが3D化に伴って少し変更された。

・グランプリモードのコース選択で表示されるマップのうちパックマンカップ

 クッパJr.カップクッパカップのものが実際のコースと合っていなかった点が修正された。

・グランプリで150ccミラーの全カップを制覇した時に実況が喋るようになった。

・対戦プレイや協力モードのおすすめコースからぼんおどりストリートがなくなり、

 代わりに追加コースのバナナンラビリンスが追加された。

ドンキーコングカップの2コースが最新のコースになったため、

 おすすめコースのナムコサーキットの説明文が

 「なつかしのナムコゲームがモチーフのコース!」になった。

 今までは文章の最後に「新コース!」と書かれていたので「新」だけ取り除かれた事になる。

・上述通り顔写真の枠が細くなった事に伴い、

 ロード画面や紹介画面などで顔写真を取り扱っている画像がほぼ一括で変更された。

(グランプリでバナパスポートカードを使わないプレイのロード画面の画像の1つ、

 全国対戦を初めてプレイする際に紹介される最後のレース画像など)

バナパスポートカードを使わない対戦プレイを解説するロード画面で、

 ルイージに攻撃をヒットさせている画像が変更された。(Rev.1.17/JPまで)

・対戦プレイでコースイントロが終わって自分の操作キャラにフォーカスする時、

 ピーチだけ最初のカメラ位置がやたらに近かった点が修正された。

ドンキーコングでジャンプすると、ジャンプした時の声が鳴り続けていたバグが修正された。

 それに伴い、キャラクターセレクトでドンキーコングが声を発するタイミングも変更されている。

キングテレサのボイスが後方スピーカーから流れてこないバグが修正された。

・全国対戦で出現する分身のアバターの顔写真の変装アイテムが

 後方ライバルの表示や画面右の順位表示などで適用されていなかった点が修正された。

・顔写真を撮影した相手プレイヤーにアイテムをヒットさせた時、ぶつけられた時の表示で

 相手の名前を表すプレートが赤色や黄色に化ける事があるバグが修正された。

 既にアイテムヒットの表示がCPUに干渉していた場合でもこのバグは起きなくなっている。

・対戦プレイやふたりで協力でミラーコースを走った時、

 「ファイナルラップ」の看板の文字が左右反転していなかった部分が修正された。

・Rev.1.11/JPからRev.1.14/JPまで発生していた、

 レース終了後にキャラクターのモーションが一瞬おかしくなる事があるバグが修正された。

・ふたりで協力をプレイした後、コンティニューして続けてプレイすると

 コンティニューボーナスとしてタッグメダルが3枚追加でもらえるようになった。

・グランプリで4位以下でゴールしてしまった場合、

 コンティニューして同じラウンドを再挑戦した時に今まで使えていた

 トリプルダッシュキノコ、パワフルダッシュキノコが貰えなくなった。

・全国対戦で軽微な演出バグが発生。最初のレベル確認画面の後、

 一部の攻略中のエリアで「攻略開始!」「攻略中!」の表示が

 ややフライングで出てしまうようになっている。

 このバグは現在でもまだ修正されていない。

[Rev.1.15/JP 備考]

顔写真を覆う枠の幅が旧作アーケードグランプリに似て細くなり、

新しくドンキーコングカップも追加された事で、全体的な見映えがまた大幅に変わった。

このバージョンから追加されたタイムアタックはグランプリ内で行うため、

ライバルからの妨害込みでタイムを縮めなければならない事に注意。

なお、前述通り海外版筐体はRev.1.12/JP準拠の内容でアップデートが終了しているため、

きせかえバリエーションのキャラやデイジーキングテレサ、ジュゲムを使えたり

新しく追加されたドンキーコングカップを走れるのは日本版の筐体のみである。

ちなみにキングテレサはこの時点で既に誰でも使えるようになっているが、

元々イベント初出のキャラだった故に相応のプログラムが用意されていなかったためか、

このバージョンでは対戦や協力でCPUとしては出現しない。

出現するようになるのはここから約2年後のアップデートからである。

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Rev.1.16/JP(調整アップデート)

・2019年5月施行。

・Rev.1.15/JPでゲームを始めた時に表示された、新バージョンの宣伝が削除された。

・6月にスタンプイベント「トリプルゴールドこうらゲットキャンペーン」が実施された。

 期間中にバナパスポートカードを使うと3回でゴールドこうらが、

 6回でトリプルゴールドこうらがゲットできる。

・11月にはスタンプイベント「ロードジェッターゲットキャンペーン」が実施された。

 こちらはカードを使って3プレイでマリンダイバー、6プレイでロードジェッターが貰える。

[Rev.1.16/JP 備考]

Rev.1.15/JPが施行された頃に公式サイト等でもほのめかされていたスタンプイベントが実施。

以降は不定期に年に2回ほど強いアイテムや強いカートが早期ゲットできるイベントが開かれており、

それらのアイテムやカートをまだ持っていないプレイヤーには絶好の機会となる。

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Rev.1.17/JP(小型アップデート)

・2020年2月施行。

・2月にスタンプイベント「スーパースターゲットキャンペーン」が実施された。

 期間中にバナパスポートカードを使って遊ぶと3回でだじゃれマイクが、

 6回でスーパースターがゲットできる。

[Rev.1.17/JP 備考]

この時のアップデートにより、筐体を動作するのに使われるシステム基盤が変更されたらしい。

それまではWindows7搭載の基盤が使われていたようだが、

2020年にWindows7がサポート終了した事が影響し、

稼働を続けるために基盤が変更されて現在に至ったと思われる。

ちなみにこのぐらいの時期に発売されたてれびげーむマガジンMarch 2020やコロコロコミック2月号で

禁断のスペシャルコードであるゴージャスパックが久しぶりに雑誌内で再録された。

マガジン曰く、豪華すぎて封印されていたそう。

Rev.1.18/JP(大型アップデート)

・2020年12月10日施行。

・今まで隠しキャラだったワリオが、初めから使える初期キャラクターになった。

・対戦プレイ、ふたりで協力のCPUにワリオキングテレサが追加。

・新モード「ミドリこうら投げ放題!」が対戦プレイに追加、

 対戦プレイでコンティニューして2人以上が選択するとプレイ可能。

 ただしこの兼ね合いで対戦プレイでは

 コンティニューボーナスのマリオコイン50枚が受け取れなくなっている。

・キャラクターセレクトの配列が大幅に変更された。

 ドンキーコングクッパワリオが上段に移動、

 デイジーベビィマリオベビィピーチが下段に移動、

 ロゼッタメタルマリオは並びの左右が逆になるなど、

 今までのバージョンと比べてキャラクター配列の変化がかなり激しい。

・新しいスペシャルコード「食いしん坊パック」「おもしろパック」「クッパJr.パック」が登場。

 スペシャルコードの新規追加はRev.1.11/JP以来で4年ぶり。

 食いしん坊パックはハンバーカーの通常カラー、巨大キノコ、トリプルパイが貰える。しかし弱い。

 おもしろパックはゴールドタライ、ハリセン、笑い袋がすぐに受け取れる。

 これは有名YouTuberのセイキンさんがチョイスしたもので長期的な実用性もかなり高い。

 クッパJr.パックはクッパJr.、ダイノバギー、クッパこうらが即座にゲットできる。

  (このうちクッパJr.パックはアプデから5日後の12月15日にスペシャルコードが公開)

 これらのスペシャルコードは公式サイトでは公開されておらず、

 おもしろパックとクッパJr.パックのコードはYouTubeに公開されている動画からゲット可能。

・コインを入れて対戦エントリーを受け付けた時や

 コンティニューしてゲームを続ける時に新しい効果音が追加された。

・コンティニューした際、キャラクターやカートの選択後に顔写真を撮り直ししなくなった。

バナパスポートカードを使わない対戦プレイで、

 コンティニューした時に追加でアイテムが上乗せで1つ貰える機能が削除された。

・カードなしで遊ぶ対戦プレイやふたりで協力で使えていた「おためしカート」が削除。

 これに伴い、ロード画面で見られるドリフトブーストを解説する項目からも

  「おためしカート」の文章が削除されている。

・コース選択の画面でドンキーコングカップのコースから「NEW」の表示がなくなった。

バナパスポートカードを使わない対戦プレイを解説するロード画面で、

 ルイージに攻撃をヒットさせている画像がRev.1.14/JPまで使われていたものに戻された。

・対戦プレイとミドリこうら投げ放題ではキャラクターを選び終わった後、

 他のプレイヤー全員がキャラクターを選び終わるまで

 カート選択や顔写真の撮影に移行する事ができなくなった。

・2人でプレイする際、どちらもバナパスポートカードを持っていなかった場合、

 ゲームモード選択を行わず対戦モードのコース選択に直行するようになった。

・このバージョンから対戦プレイでプレイヤーが1人ゴールすると

 その時点で一斉にレースが終了してしまい、

 それより下の順位のプレイヤーはゴールできない。

 また、2位以下だった場合もなぜか1位でゴールした時のBGMが流れる。

[Rev.1.18/JP 備考]

2018年12月以来、実に2年越しの大型アップデートとなる。

ミドリこうら投げ放題はハチャメチャに盛り上がれて面白いモード。

しかしコンティニュー専用でかつ2人以上から意見が一致しないと遊べないので、

もったいない制限を抱えているのがかなり惜しい所。

それ以外の主な新要素はワリオが初めから使えるようになり、

対戦や協力のCPUキャラクターにワリオキングテレサが出現するようになった事、

あとは4年ぶりにスペシャルコードが3つ追加されたぐらい。

貴重な新要素のうち全体の約4割をスペシャルコードが占めており、

せっかく追加された3つのコードも既存のアイテムやカートを素早く入手するタイプのため、

それ専用でゲットできる新しいきせかえキャラやカートといったものもない。

おもしろパックは文字通り面白くて強いアイテム揃いで実用性もバッチリ。

しかし他2つとなる食いしん坊パックは貰えるアイテムが泣けるほど弱く、

クッパJr.パックもカードを作り立てのプレイヤー以外にはあまりにも微妙な代物。

しかも食いしん坊とクッパJr.スペシャルコードは、バナパスポートカードなしで使うと

実は普通にプレイするよりも不便になってしまうという大きな落とし穴まである。

また、キャラクターの並びが激しく変わっているため、

今まで愛用してきたキャラがドンキーコングクッパワリオ

デイジーパックマンやベビィ達だとかなり戸惑うかも。

前述通りこのバージョンからワリオが隠しキャラから卒業したのだが、

今までワリオが隠しでいた所に何か新しい隠しキャラが入るという事はなく、

隠しキャラはクッパJr.ワルイージの2人に減っただけだった。

1人用モードもほぼノータッチで大型アップデートにしては変わり映えに少し乏しく、

古くからやり込んでいた客層には消化不良かもしれない。

なお、このバージョンでおためしカートが削除されているのだが

公式サイトではおためしカートの撤廃について言及していないため、実質サイレント修正か。

ちなみにミドリこうら投げ放題で使われるミドリこうらは少し仕様が異なっており、

多く投げられる代わりに攻撃範囲は従来のモードのミドリこうらより狭いという違いがある。

加えてこのモードのこうらは壁に当たっても1回しか反射せず、

2回目に壁にぶつかると消えるという特徴を持っているが、

この特徴はマリオカートツアーのミドリこうらフィーバーと同じだったりする。

何気ない細かい所にスマホ版の要素が含まれていたのでした。

そこからしばらくの間、小型アップデートすらない期間がかなり長引き、

最終的にこのバージョンは2年6ヶ月23日という非常に長い間稼働していた事になる。

1つのバージョンだけでここまで長く続けていたのは後にも先にもこれだけかもしれない。

Rev.2.00/JP(大型アップデート)

・2023年7月4日施行。筐体の外観がリニューアルされ、

 マリオやクッパがせり出す立体的なデザインになった。

 また、このアップデートに伴って筐体のシートを新調したお店もある。

・今まで隠しキャラだったワルイージクッパJr.が初めから使えるようになった。

 ただし対戦プレイやふたりで協力のCPUには両者ともにまだ出現していない。

クッパJr.が隠しキャラではなくなった事に伴い、50ccキノピオカップのクリア賞品が

 今までスペシャルコード限定だったファイアマリオに変更された。

 ファイアマリオはタマゴスロットから入手する事も可能。

・過去にタマゴスロットの21回目でワルイージが出現していた所は

 スペシャルカートのカラーバリエーションがゲットできるようになった。

・タイトル画面に表示されている筐体番号やバージョン番号の文字が少し細長くなった。

・アトラクトムービーが全体的に簡略化され、画質やフレーム数が大幅に下がった。

・Rev.1.18/JPでのみ対戦プレイで遊ぶ事ができた「ミドリこうら投げ放題!」が削除された。

・コインを入れていない状態でデモムービーの前後で見る事ができる解説画面は

 主に操作やシートを動かせる旨の説明が表示されるようになった。

・このバージョンから何かしらのスタンプイベントとマリオコイン増量キャンペーンを

 同時に開催する事があるようにもなった。

 コインを入れていない状態でもアニメーション付きで積極的にイベントの宣伝がなされる。

・11月に新イベント「タイムアタックイベント」を開催。

 指定されたコースで全国のライバルとタイムを競い合うイベントで、

 タイムを登録して参加すると順位に応じて特別な称号を獲得できる。

 2023年11月の第1回の対象コースは100ccのピーチキャッスル(ラウンド1)、

 2024年2月の第2回の対象コースは100ccのパックマンスタジアム(ラウンド1)。

・第1回タイムアタックイベントの告知がされた後、2020年10月にYouTubeで公開された

 「マリオカート 行こうぜ!」のプロモーションムービーの一部のシーンが

 新しいアトラクトムービーとして追加された。

 上述の画質が下がっている旧アトラクトムービーとは交互に流れるようになっている。

・2024年4月1日に本作の公式サイトが大幅にリニューアルされた。

 マリオシリーズの字体や明るい色合いを多く取り扱ったポップな雰囲気に仕上がっている。

・データを読み込ませる事ができるカードは、

 ゲーム内での呼び名やデザインが最新のバンダイナムコパスポートに変更された。

 スペシャルコードを読み取った時などに表示されるテキスト部分も一括で変わっている。

 今までのバナパスポートカードも従来通り使い続ける事が可能。

・対戦エントリーの受付画面が新しいものに変更され、

 エントリー済みの人はカメラで顔が映されるようになった。

・筐体の数が3台以下のお店では

 対戦エントリーで表示されるプレイヤー枠の数も減るようになっている。

・手持ちのバンダイナムコパスポートは対戦エントリーの画面で読み込ませるようになった。

 エントリー画面を終えるとそのままキャラクター選択に直行するようになったため、

 手持ちのカードを読み込み忘れないようにかなりの注意が必要。

・対戦エントリーでアイテムボタンで制限時間を短縮できる旨のテキストは

 「アイテムボタンでタイムスキップ」→「待ち時間をへらす」に変更された。

・アイテムボタンで待ち時間を減らせる連打の受け付けの周期が長くなった。

 素早く連打してもなかなかエントリーを締め切る事ができなくなったため、

 今までよりもけっこう乱入されやすいかも。

・制限時間を示す数字が大きくなった。代わりに「TIME」のテキストがなくなっている。

・対戦エントリーで集まったプレイヤーの人数が2人で、

 そのどちらかまたは両者がバンダイナムコパスポートを使っていた場合、

 最初に対戦プレイをするかふたりで協力を遊ぶかを選ぶようになった。

・キャラクター選択の制限時間が15秒→20秒になった。

・それぞれの選択画面の下側にある操作説明の表示が少し大きくなった。

・キャラクター選択で左上のマリオから右下のワルイージにカーソルを移動できるようになった。

 それに伴ってスペシャルコードを読み込むためのカーソル位置が

 ワリオキングテレサの間→ワルイージとマリオの間に変更されている。

・キャラクター選択で各キャラの性能が表示されなくなった。

 それぞれのキャラクターの性能はカート選択に行くまで確認する事ができない。

・対戦プレイや協力プレイで他のプレイヤー待ちになった時のテキストが

 薄い黒帯を背景に「他のプレイヤーを待っています」と表示されるのみになった。

・キャラクターやコースを選んでいる時の画面左上の説明が

 それぞれ「キャラクターセレクト」→「キャラクターをえらぶ」、

 「コースセレクト」→「コースをえらぶ」に変更された。

・カードを使わない対戦プレイで使用できるアイテムに変更が入り、

 トリプルミドリこうら、バナナ、おじゃまフレーム、アカこうら、ワンワン、

 ウニボー、タライ、タル、トリプルダッシュキノコの9つになった。

 Rev.1.15/JP以降消滅していたトリプルダッシュキノコが新たな形で再登場を果たした。

 きせかえバリエーションのキャラを使う場合、その専用アイテムも上乗せされる。

・対戦プレイやふたりで協力のおすすめコースがピーチキャッスル、キングダムウェイ、

 ナムコサーキット、クッパファクトリーの4コースになった。

 今まで以上に最難関であるクッパファクトリーが選ばれやすくなっているので注意。

・おすすめコースの紹介文が撤廃された。

・対戦や協力のコース選択で、マリオボタンでコースを切り替えられる旨の説明が

 少し大きく表示されるようになった。書体もマリオシリーズのフォントに変わっている。

・対戦プレイとふたりで協力のコース選択では

 キングダムウェイの難易度の指定がかんたん→ふつうに変更された。

パックマンスタジアム、ナムコサーキット、バナナンラビリンス、DKジャングル

 難易度の指定が一括でふつう→むずかしいに変更された。

 ただし全国対戦で貰えるポイントは今まで通りなのでクッパJr.カップとの混同に注意。

・キングダムウェイのコース画像が変更された。

・こうした難易度調整に伴い、このアップデートから約2週間半後に

 公式サイトのコース紹介の画像や難易度表示も更新された。

 今まで公式サイトでは「むずかしい」の表記だったクッパカップ

 現在のゲーム内と同じ「激ムズ」の表記と紫色のバックに変更されている。

・カードを使わない対戦プレイのレース前に見る事ができるロード画面が一新され、

 操作説明やアイテムの使い方を見る事ができるようになった。

・レース開始前のロード画面でも静かにBGMが流れるようにもなった。

・対戦プレイでレース前のカットインの演出が電撃や火花が走るように強化された。

 デザインも少し新しくなっており、専用のBGMも新たに追加された。

 顔写真の左上には各プレイヤーの番号も貼り付けられ、

 バンダイナムコパスポートを使っている場合は写真の右下にアイコンが表示される。

・全国対戦のチャレンジチャンス、ふたりで協力にもスタート前のカットインにBGMが追加された。

・対戦プレイが始まる前のカットで表示される、

 CPUを示す背景色と顔写真の枠が明るい黄色で固定になった。

・コースイントロでスタート前のキャラを映すシーンがカットされ、

 走るコースを2ヶ所映した後すぐにプレイヤーのキャラにフォーカスするようになった。

・対戦プレイではプレイヤー視点にカメラが切り替わっていく段階から

 相手のプレイヤーの顔写真が表示されるように変更された。

・対戦プレイやふたりで協力で実況がコースの説明をし終わった後、

 各プレイヤーのキャラを紹介せずにレース開始前の宣言をするようになった。

・対戦プレイのシステム周りが大幅に変更された。

 バンダイナムコパスポートを持っていないプレイヤーが1人でもいた場合、

 全員がカードなしに準じた9種類のアイテムとノーマルカートを使う事になる。

・加えて、カードを持っていない人が1人でもいた場合は

 全プレイヤーの画面でコース上のマリオコインが出現しなくなった。

 その場合、カードを使っていたプレイヤーはレースが終了した後に

 対戦ボーナスとしてマリオコイン50枚と順位ボーナスを授かる事ができる。

 ゴールドマリオでプレイしてマリオコインプラスを使っていた場合は

 使った回数分だけ対戦ボーナスに上乗せでコインを受け取る事ができる。

 (※2回使った場合は基本的に20コインプラスされ、対戦ボーナスがコイン70枚になる)

・コースの各所に設置されているアイテムボックスの並んでいる数が多くなり、

 アイテムを取りやすくなった。

・アイテムを所持中、アイテムスロットの表示が大きくなり、

 筐体のアイテムボタンが点滅するようにもなる。

・対戦プレイやふたりで協力でジュゲムだけゼッケンが一切呼ばれていなかったのが修正された。

・トリプルミドリこうらとワンワンの攻撃力が弱体化された。

 とくにワンワンは攻撃した時のダメージが2段階も下がっているのは痛い。

・3人以下の対戦プレイで出現するCPUが使うアイテムが

 トリプルミドリこうら、ワンワン、おじゃまフレームに変更された。

 ふたりで協力のCPUはミドリこうら、バナナ、ハンマーで変わらず。

・対戦プレイのCPUが強化され、プレイヤー同士のレースに頻繁に割り込んでくるようになった。

 ただし終盤にはスピードが大幅に下がるので、CPUが勝ってしまうという展開にはなりにくい。

・対戦プレイでプレイヤーが1人ゴールすると

 その時点で即終了になるのはRev.1.18/JPと同様だが、

 2位以下だったプレイヤーにはそれ用のBGMが流れるようになった。

・対戦プレイやふたりで協力ではレースが終了すると

 獲得コインや称号を確認した後、コンティニューを経ずにゲームを終了するようになった。

 カードなしのプレイヤーの画面ではレースが終了した後そのままゲームが終了する。

 これはRev.1.07/JP~1.08/JPとほぼ同じ仕様となる。

・Rev.1.14/JPから発生していた、1人プレイのコンティニュー画面で

 その画面下に操作説明が表示されない事がある点が修正された。

・50ccに限り、グランプリで4位以下になってしまった場合、

 コンティニューして同じラウンドに再挑戦すると

 救済措置としてトリプルダッシュキノコを使えるようになった。

 それでもダメでまた4位以下だったらパワフルダッシュキノコが使える。

 Rev.1.14/JPまでのようにトリプルダッシュキノコを受け取った時は攻撃を1回、

 パワフルダッシュキノコを受け取った時は攻撃を2回防げる特別なシールドも追加される。

 100cc以上ではタイム計測があるため、救済措置のダッシュキノコやシールドは貰えない。

(※この他、さらなる変更点が確認できたら追記予定)

[Rev.2.00/JP 備考]

実にRev.1.18/JPから2年半以上ぶりの大型アップデートで、ついにバージョンの1の位が進んだ。

これまで隠しキャラに取り残されていたクッパJr.ワルイージの2人も初めから使えるようになり、

これでかつてタマゴスロット専用の隠しキャラだった3人が全員初期キャラになった。

代わりに今までスペシャルコード限定だったファイアマリオ

タマゴスロットや50ccキノピオカップのクリア賞品として解放できるようになっている。

対戦プレイではプレイヤーが3人以下の時に出現するCPUが

割とシャレにならない強さになっているので、ただの穴埋め要因だと思っていると危険。

11月や翌年の2月には新しくタイムアタックイベントを開催。

稼働から10年以上が経過しているとは思えない現役さを発揮してきた。

また、前述通り筐体の外観が7年ぶりに変更されて立体的になった他、

このアップデートに伴ってシートを新しくしたお店もある。

気が付けば今作も10年以上稼働し続けている息の長いタイトルになっており、

その10年間で傷だらけになったり色あせてピンク色になっているシートも多くなっていた。

稼働初期のように赤いシートに交換されているお店はまちまち。

ちなみに12月にはてれびげーむマガジン January 2024で

Rev.1.10/JPにて登場したおじゃまキャラパックのスペシャルコードが8年4ヶ月ぶりに再録。

さらに12月20日と27日にはおはスタの放送で本作が取り上げられ、

27日の放送回のサイトではゴージャスパックのスペシャルコードが公開された。

そして2024年4月1日には本作の公式サイトがフルリニューアルされ、

マリオシリーズらしいポップなデザインに生まれ変わった。

…ところでRev.1.08/JPで紹介した元祖DKパックとお天気パックはいつ再録されるのだろうか。

 

[SPECIAL THANKS アプデ後の変更点を調べてくださった方]

・drumcanさん

Rev.1.18/JP スペシャルコード「おもしろパック」「クッパJr.パック」の追加、

Rev.2.00/JP クッパJr.ワルイージ初期キャラ化後のスロット8回目・21回目で受け取れる景品、

トリプルミドリこうら&ワンワンの弱体化、

カード未使用に準拠した対戦でカード所持者がゴールドマリオを使った場合のコイン受取など

・FIGHTERさん

Rev.1.18/JP 過去の対戦プレイにあったおためしカートの削除