カオスクライマーの日記

マリオシリーズの話題を主体に記事を書いています。

ミズ・パックマンの権利問題を調べたら思ったより深刻でした

気になって調べてみたら、なんかやばい事になっていた事を知った。

最近発表されたリマスター作品、パックマンワールド リ・パック(原作は1999年のPS1ソフト)で

パックマンやゴースト達は昔ながらの旧デザインで登場している中、

作中で誘拐されてしまうパックマンの家族のデザインが変わっていて、

「あれ? ミズパックマンってこんなデザインだっけ?」と思ったので

こりゃ何事なのかと調べてみました。

いざ調べてみたら、ミズ・パックマンの権利関係で

深刻な泥沼が起きていた事をそこで初めて知りました。

ミズ・パックマンは最初はゼネラルコンピュータ社が作った非公式の存在だったのが、

後にミッドウェイ社やナムコ公式から許諾を得たという経緯を持っていました。

その後もパックランドパックマンワールド1や2(海外では3も発売)など、

ミズパックマンは公式の様々なゲームに登場し続けていました。

しかし、2000年代になってからゼネラル社とナムコとの間で権利的な問題が発生したそうで、

その権利問題が収まる様子もなく、このような差し替えに至ったみたいです。

これは今に始まった話ではなく、同じく2022年に発売された

アーケードアーカイブス版のパックランドPAC-MAN MUSEUM+などでも同様の理由で

ミズパックマンやJr.パックマンがいた所がガッツリ差し替えられていたようですね。

後者はゲームのミズ・パックマンも収録タイトルから削除されているんだとか。

ちなみに差し替えられたこのキャラクターはパック・マムと言うんだそうです。

え…、じゃあ今後マリオカートへの復活も厳しいのか…?

そう、このミズパックマン、かつてマリオカートアーケードグランプリ

マリオカートアーケードグランプリ2で操作キャラクターとして参加していた時期があったんです。

ちなみに性能はキノピオと同じ旋回重視型で曲がりやすくて加速も良好。

アーケードグランプリDXでは残念ながらリストラされています。

DXにあるスイーツパーティーというマシンは実は前作の2のミズパックマン専用カート。

しかし現在は上述通りの泥沼化した権利問題を抱えていますし、

今までマリオカートに参戦してきたキャラクターの中で

深刻な権利問題が発生している例もシリーズ通してミズ・パックマンが唯一。

現状、マリオカートシリーズで最も復活が絶望的なキャラは

おそらくこのミズパックマンなのかもしれません。

昔のアーケードグランプリにはアカベイやまめっちもいましたが、

彼らや他のリストラキャラとは比べようにならないほど事情が深刻です。

あの当時2005年や2007年だったので、権利問題はすでにあの時点で発生していたのか…。

これから先、もし旧作のアーケードグランプリがリマスターされるとしたら

ミズパックマンがいた所はどうなってしまうんでしょうか?

初代アーケードでは旋回重視型のキャラがミズ・パックマンキノピオだけだったので、

パック・マムに差し替えられるのか、それとも他のキャラが入るのか?

なんならどんでん返しでハンドリング重視繋がりで後にDXで参戦したクッパJr.が…?

さすがにそれはないか。

とにかく、少なくともパックランドパックマンワールドのように

何かしらの措置が下されてしまう事は確かでしょう。

とくにアーケードグランプリ2は山寺宏一さんのフルボイス実況付きで、

参戦している13キャラクターそれぞれを呼ぶ用の実況のサウンドも付いていますし、

そこも差し替えまたは全面で録り直しになる可能性がありそうだから大変だ。

…と、私はマリオカートアーケードグランプリをシリーズ初代の頃からやってきていたので、

その頃使っていたキャラクターの1人が前述通り現在深刻な版権問題を抱えていた事に動揺して

アーケードグランプリの話がかなり長くなってしまいました。

旧作のアーケードがリマスターされたら云々はあくまでもしもの話でしかありませんが、

最近は過去作のリマスターが多くなってきた時代ですし、ありえない話ではあながちないかも?

今後もミズパックマン(とJr.パックマン)の権利問題およびそれらに伴う変更は

パックランドパックマンワールドに限らず様々なリマスター作品で影響してくるでしょう。

それこそ旧作のアーケードグランプリだって例外ではないでしょうし。