ドンキーコング(初代)は1981年登場の
アーケードゲーム、「ドンキーコング」に登場したキャラクター、
なおかつマリオシリーズで最初に作られたキャラクター。(マリオは2番目となる)
ただしこのドンキーコング、現在出ているドンキーとは別人。
現在、主に登場している『ドンキーコング』は2代目のドンキーコング。
1994年にスーパーファミコンで発売された
「スーパードンキーコング」より登場した初代ドンキーコングの孫。
相棒のディディーコングもこの「スーパードンキーコング」が初登場。
初代ドンキーコングは「スーパードンキーコング」以降、クランキーコングに改名。
老いた姿となり村の長老として現在のシリーズでも活躍しています。
では、2代目ドンキーが初代の孫なら、息子は誰なのか?
それはドンキーコングJr.。昔のシリーズでは多く活躍していたキャラクター。
ドンキーコングJr.は1982年の「ドンキーコングJR.」から登場したキャラクター。
「ドンキーコングJR.」はマリオが悪役の珍しい作品。
ドンキーコングJr.はそれ以降も「ドンキーコングJr.の算数遊び」や、
「スーパーマリオカート」、「マリオテニス64」などに出ていました。
「マリオテニス64」では2代目ドンキーコングと共演もしていたのが懐かしい。
しかしマリオテニス64を最後に出番がかなり激減、
それ以降登場する機会は大幅に減少。
以降、ドンキーコングJr.のキャラクター出演は
チョイ役が多くなってしまっています。
おそらく息子のドンキーコングJr.、孫のドンキーコングで
設定がかなりややこしくなってしまった事が主な原因だと思われます。
ただしドンキーコングJr.も完全に忘れ去られたというわけではない模様で、
2010年発売の「ドンキーコングリターンズ」の最終ステージにて
「黄金の神殿」のBGMにドンキーコングJR.の曲がアレンジされて使われていたり、
「スーパーマリオメーカー」ではドンキーコングJr.のキャラマリオが収録されています。
また、最近ではスマブラSPECIALで「ドンキーコング/ドンキーコングJR.メドレー」として
ドンキーコングJR.の音楽が使われていたり、
ドンキーコングJr.自身もスピリッツの一貫として登場しています。
そして2023年に上映されたザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーでは…
上述の2代目ドンキーコングが
クランキーコングの「息子」という設定になりました。
あ…あれ、ドンキーコングJr.は…?
突然の設定変更に動揺する声がけっこうありました。
では、このままドンキーコングJr.は消えてしまうのかと言われるとちょっと待ってほしい。
もし映画で変更されているこの設定が将来的にゲーム作品にも適用されるとしたら、
2代目ドンキーコングはドンキーコングJr.が成長した姿という事になり、
マリオと彼の幼い姿・ベビィマリオが共存している事があるので、
そういったような扱いで登場するのであれば、
ドンキーコングJr.の出番は逆に増えるんじゃないかという見解もできるでしょう。
マリオテニス64でドンキーコングがJr.と共演していた事とも辻褄が合いそう。
…2代目ドンキーの孫設定が消えるとなると正直寂しいけれど。
実際、クッパJr.との兼ね合いで一時期出番がかなり減っていた元コクッパ(現クッパ7人衆)も
クッパの子供設定が消えてからはややこしさが解消されて一気に出番が激増しています。
そんなクッパ7人衆も設定が変わった直後はファンから動揺の声が上がっていましたね。
同じように2007年のヨッシーアイランドDSで登場したベビィDKも他作品にほぼ出ていないので、
ひょっとするとドンキーコングJr.とも統合されて
ベビィDK→ドンキーコングJr.→ドンキーコングと成長していったという事になるかもしれない?
これも映画の設定が逆輸入されたらの話ですが。