カオスクライマーの日記

マリオシリーズの話題を主体に記事を書いています。

マリオカートシリーズ ヒストリー オブ ワルイージ (2003~2024)

マリオカート ダブルダッシュ!!(2003)

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ワルイージが初めてマリオカートシリーズに参戦。

この作品ではカートが2人乗りになっており、それぞれのキャラが誰かとペアを組んで走る。

2人乗りになった事で新しいキャラが続々参戦、ワルイージもその1人である。

マリオカート64より参戦していた相棒のワリオのパートナーキャラクターとして登場、

グランプリのライバルとして登場する際も50~100ccなら基本的にワリオとペアを組んで走る。

普段は重量級ドライバーのワリオと共に重量級カートのワリオカーに乗っているが、

ワルイージ単独としての性能は中量級ドライバーであるため、

ペアを組ませるキャラクターが軽量級や他の中量級ならば使用カートも中量級用になる。

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また、ワルイージ向けに用意されたイメージカートとして『ワルイージバギー』が存在する。

隠しカートであり、100ccのフラワーカップを総合優勝するとゲットできる。

中量級×中量級、または中量級×軽量級のペアなら使用可能。

比較的トップスピードに長けているが、ダートに入った時の減速が大きい。

マリオカートDS(2005)

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マリオカート ダブルダッシュ!!から引き続き続投。

隠しキャラクターであり、100ccのサンダーカップを総合優勝するとゲット可能。

ダブルダッシュに引き続き中量級レーサーとして参戦、バランスに優れたキャラの1人であり、

同じ中量級のマリオやルイージと比べると重さが少し高くやや重量級寄りの性能。

ショベルカーをモチーフにしたゴールド・マンティスや

三輪バギーのトリッパーといった、少し変わったイメージカートが設けられている。

今作で初めて登場したコース『ワルイージピンボール』は、

他コースにない特徴的なサウンドやギミックが設けられており、

個性的なBGMとともに人気の高いコースになった。

マリオカートアーケードグランプリ(2005)

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マリオカートアーケードグランプリのシリーズでは、実は初代から登場している。

レース終了後の表彰式画面にちゃっかりワルイージが出ており、

観客席の右下に彼の後ろ姿が確認できる。

マリオカートアーケードグランプリ2(2007)

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続編のマリオカートアーケードグランプリ2で、ワルイージがレーサーとして参戦。

新キャラクターとして、まめっちとともに追加された。

このため、レース後の表彰式の観客席からはワルイージがいなくなっている。

ダブルダッシュやDSと同様に中量級ドライバー、標準的な性能でバランスに優れている。

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ワルイージ向けの専用カートも設けられており、マリオコインを510枚集めると入手可能。

マリオカートDSに登場したトリッパーを彷彿とさせる三輪駆動のカートで、

通常のカートと比べて最高速が速いが、加速力が少し低いのが弱点。

マリオとルイージパックマンミズパックマンスペシャルアイテムが共用になっているが、

ワリオワルイージは専用のスペシャルアイテムがそれぞれ別々になっている。

顔写真にワルイージのひげを付けるひげミサイル、叩いて攻撃するアイテムはスパナ、

回復アイテムは栄養ドリンクなど、ワリオとはまた違った方向でヘンテコなアイテムだらけである。

マリオカートWii(2008)

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引き続き参戦。初期キャラクターで、最初から使用可能。

相棒のワリオと同じ重量級ドライバーになり、よりスピードや重さが上がってパワフルに。

それでも中量級だった頃の名残は残っており、他の重量級と比べて加速やドリフトの性能が高く、

オフロード走行やグリップの性能も少し補強されている。

このため、ワルイージを乗せるにあたって相性の良いマシンは非常に多い。

サバイバルバギーに乗せれば、長所の加速やオフロードはもちろん、

短所のドリフトも強化できるため、非常に安定した走行が期待できる。

今作ではバナナカップのコースとしてGC ワルイージスタジアムがリメイクされており、

ハーフパイプが追加された事でよりダイナミックなコースになった。

マリオカート7(2011)

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マリオカート7ワルイージはいないが、彼に関する特筆事項や

後述のワルイージピンボールに関する変更点があるため個別に記載。

それまでシリーズで(アーケード含め)4回参戦しておなじみの存在になっていた矢先、

いきなり参加レーサーの顔ぶれから姿を消した。

登場はバナナカップの最終コース『DS ワルイージピンボール』の背景のみ。

マリオカート7では新しいキャラクターが4人参戦と1人が復活しているが、

それらの新キャラクターが優先される形でワルイージはリストラされたという。

今作では開発の最後のほうまでワルイージも参戦候補としてギリギリ残っていたらしく、

コースだけがリメイクされているのはその名残と思われる。

ワルイージ本人がいないため、タイムアタックスタッフゴーストワリオが担当している。

ちなみにワルイージピンボールは今作から終盤の回転するバンパーが時計回りになり、

2つ目の鉄球が転がる坂道にはダッシュプレートが追加された。

加えてフリッパーは今作だと鉄球を弾いていない時に当たってもスピンさせられてしまう。

マリオカートアーケードグランプリDX(2013,2023)

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マリオカートWii以来5年ぶりに参戦、アーケードグランプリシリーズとしては前作から続投。

DS以来隠しキャラクターとなっており、レース中にマリオコインを集めて

タマゴスロットを21回回すとワルイージが使えるようになる。

…と、長い事データを保存するバナパスポートカードが必須の隠しキャラだったが、

2023年7月4日のアップデートで10年の時を経てついに初めから使えるキャラになった。

以降はタマゴスロット21回目に到達するとスペシャルカートのカラーバリエーションが貰える。

後述の作品を含めてだいたい中量級または重量級として参戦しているワルイージだが、

今作ではトップスピードが低く加速重視という軽量級寄りの性能になっている。

アーケードグランプリDXでは加速特化のキャラクターだったアカベイがいなくなっており、

ピーチやヨッシーと同じ加速重視の性能にワルイージが入る形となった。

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アーケードグランプリ2に登場したワルイージの専用カートも登場。

DXから『パープルストライク』と名付けられ、性能補正もハンドリングを補うものに変わった。

タイヤに滑り止めの溝が付くなど細かいデザインも少し変化。

こちらもマリオコインを溜めていく事で手に入れられる。

2014年夏に追加された『はじめてパック』のQRコードを使ってすぐに解禁する事も可能。

ただし、カートと一緒にワルイージが使えるようになる訳ではないので注意。

今作ではすべてのキャラクターを乗せる事ができるため、

曲がりやすいキャラの長所を伸ばすか、曲がりにくいキャラの短所を補うか、

それとも旧作と同様にワルイージを乗せて楽しむかはプレイヤー次第。

マリオカート8(2014)

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2013年のE3で公開された初報から復活参戦が発表、家庭版シリーズには6年ぶりに参戦。

マリオカートWiiと同様に重量級ドライバー。

クッパワリオといった最重量級キャラクターと比べて、ワルイージは比較的バランス寄り。

加速やハンドリングの性能が少し高いが、その分スピードや重さは抑えめ。

この特徴はマリオカート7以降のドンキーコングロゼッタと共通しており、

今作で新しく参戦したロイやリンクも同じ性能を持つ。

マリオカート8 デラックス(2017)

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マリオカート8と同じく、重量級ドライバーとして参戦。

前作と同じく少しバランス寄りの重量級となっており、

クッパワリオより加速やハンドリングが高めで、スピードや重さは抑えめ。

今作でワルイージと同じ性能になっているのはドンキーコングとロイだけであり、

ロゼッタとリンクはより性能が軽量化されて少し差別化された。

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そして、この扱いやすい性能と細い体形からワルイージは今作の最強キャラとなった。

バランスの良いハナチャンバギー、屈指の壊れ性能を持つローラータイヤorスカイローラー、

そして見通しの良い軽量グライダーのかみひこうきで組み合わせた性能が凶悪で、

ファンバウなど過去作の最強カスタムで苦手だった加速性能も補完されている。

そのため、オンライン対戦ではこのカスタムのワルイージが非常に多い。

元を正せばローラータイヤおよびスカイローラーが一番の元凶なのだが、

それにハナチャンバギーの性能とワルイージの図体を足す事でより壊れになるらしい。

マリオカートツアー(2019~2024)

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2019年10月23日開催のハロウィンツアーから参戦。DS ワルイージピンボールも再び登場し、

マリオカートDS以来にワルイージ本人で走れるようになった。

レアのキャラクターに分類されており、ドカンからの出現率は低め。

ショップのラインナップに並んでいる時は現在は3000コインからゲットできる。

スペシャルアイテムはダブルボムへい。カートの周りにボムへいを2つ装備し、

スライド操作でボムへいを2つ同時に発射する。ボムへいは並列に飛んでいく。

2020年10月のアップデート以降、ワルイージをレベル5以上にすると

専用アイテムのボムへいが3つに増え、攻撃力がアップする。

DS ワルイージピンボールは景観がごっそりリニューアルされ、

今までのシリーズにはない独特の景観になっている。

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また、2019年12月のロンドンツアーでは第2週のピックアップのウルトラレアとして

バスドライバー衣装のワルイージが登場し、以降も高い頻度で復刻されている。

バスドライバーワルイージスペシャルアイテムはトリプルバナナ、

カートの周りに3つのバナナを回転させて自分の身を守る。

前や後ろに投げてライバルを妨害する事も可能。

登場したての頃から長らくアイテムフィーバー中は最大で2組6バナナまでしか置けず、

フィーバー中に撒かれたバナナの束は古い順に消えていくという弱点があったが、

2021年9月のアップデートでより多くのトリプルバナナがバラ撒けるように修正された。

2020年10月のアップデート後、バスドライバーワルイージをレベル4以上にすると

装備するトリプルバナナの回転速度が上がり、防御性能がアップする。

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2021年10月のハロウィンツアー2021ではヴァンパイア姿のワルイージが登場。

ワルイージの新しいウルトラレアが登場するのはバスドライバー以来で実に約2年ぶりである。

ヴァンパイアワルイージスペシャルアイテムはボムへいキャノン。

前方に砲台を掲げ、中距離に向けてボムへいを一定時間連続的に発射する。

ボムへいは着地してすぐ爆発するため、文字通りのキケンな砲台である。

さらにヴァンパイアワルイージをレベル4以上にするとボムへいキャノンが強化、

前方に装備する砲台が2つになり、発射するボムへいの数が10発→12発に増える。

2023年6月に開催されたマリオVSルイージツアー2023では

前半の週のリーグ上位報酬としてワルイージバギーの新型、ワルイージバギーMk.2が登場。

リーグ戦で高いスコアを獲得して上位で通過しないとこのマシンを受け取る事ができない。

後に2024年2月に開催された探検ツアー2024でようやくピックアップショップに並ぶようになり、

ショップにワルイージバギーMk.2が並んでいる時は100ルビーから交換できる。

ワルイージバギーMk.2はジャンプアクション後のダッシュ時間が長いマシンで、

ジャンプ台やデコボコだらけの道のコースで有利になる。

マリオカート8 デラックス コース追加パス(2022,2023)

前述のマリオカート8デラックスの発売から5年後、

有料追加コンテンツの追加コース第2弾でDS ワルイージピンボールが三度登場。

何気に据え置きのゲーム機でワルイージピンボールを走れるのは初めてであり、

家庭版のマリオカートにおいてこのコースをワルイージ本人で走れるのはDS以来で実に17年ぶり。

景観はマリオカートツアーでリニューアルされたものが逆輸入されている。

ツアーでは走れるシーズンがかなり限られていたため、

8デラックスで追加コンテンツを購入さえすれば

新しい景観のワルイージピンボールがいつでも楽しめるようになった。

さらに第4弾ではダブルダッシュ!!で登場したGC ワルイージスタジアムWii以来に復活。

アーケードグランプリ2のワルイージカップのコースを彷彿とさせる外観になり、

新たにハーフパイプを使う事で通れる専用の道も追加された。

 

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ワルイージのホームステージはアーケードグランプリ2のコースを含めて4種類存在する。

GC ワルイージスタジアム、DS ワルイージピンボール

アーケードグランプリ2のスタジアムアリーナおよびワルイージスタジアムの4つで、

いずれもカーブやアップダウンが激しいコースとなっているため、堅実なコーナリングが求められる。

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GC ワルイージスタジアムや後にマリオカートWiiで、

DS ワルイージピンボールマリオカート7やツアーでリメイクされた後、

8デラックスではその両方がコース追加パスで収録された。

中盤以降のカップで登場するコースとなっているため、それ相応に難易度は高い。

トラップも非常に多いので、引っ掛かれば後続にも追いつかれかねない。

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現在に至るまで、ワルイージはアーケードグランプリシリーズを含めて

ダブルダッシュ、DS、アーケードグランプリ2、Wii、アーケードグランプリDX、

8、8デラックス、ツアーと計8回も参戦している。

性能は作品ごとにかなりブレがあるが、基本的に安定性に優れた挙動を誇っている。

もっとも、その安定さのおかげで8デラックスでは壊れキャラになっている訳だが。