・マリオカート7(2011)
マリオカートシリーズでは初代からスターターや救助の係としてジュゲムが登場していたが、
このマリオカート7からジュゲムがドライバーにも登場、プレイヤーキャラとして参戦。
隠しキャラクターとなっており、150ccのサンダーカップをクリアすると使用できるようになる。
軽量級ドライバーでトップスピードが低くて体当たり勝負も苦手だが、
その分ハンドリングの能力やアイテム攻撃から立て直すための加速力が高い。
レーサーのジュゲムは甲羅が赤い別キャラクターとされており、
従来の緑の甲羅のジュゲムは今まで通りスターター兼ドライバー救助の役で続投している。
参戦にあたっては、同作のプロデューサーが雲のカートの絵を含めて
「ジュゲムをこんな形で出したい」と相談をした結果、承認が通り参戦が叶ったらしい。
そしてジュゲム参戦と一緒に登場した雲のカートがH₂O。
スピードよりは加速を比較的重視したマシン性能になっており、バランスが良い。
・マリオカート8(2014)
前作のマリオカート7から、メタルマリオやヘイホーとともに続投。
引き続き隠しキャラクターで、グランプリを優勝していくとランダムのタイミングでゲットできる。
軽量級で前作同様にトップスピードが低くて加速やハンドリングが高いが、
何より重量がかなり低いため、反重力エリアを除く体当たり勝負はかなり不得意としている。
なお、前作で登場していた雲のカートのH₂Oはなんと削除、
今作でジュゲムを象徴するマシンはパタテンテンやそらまめとされている。
・マリオカート8 デラックス(2017)
WiiU版のマリオカート8から引き続き参戦。今回は最初から使用可能。
今作ではノコノコやクッパJr.と同じ性能に分類されており、
コーナリング性能やグリップに磨きがかかっているという特徴を持つ。
雲のカートは今作でも登場せず、再登場は後述の2018年末までお預けになる。
・マリオカートアーケードグランプリDX(2018)
2018年12月18日にドンキーコングカップが追加されたアップデートから参戦。
性能は旋回重視のハンドリングタイプで、タイト気味なカーブでも安定して曲がる事ができる。
過去作では一貫して軽量級キャラとしての参戦だったため、
アーケードでもコーナリング性能の良さを持ち味にしたキャラとしての参戦となった。
今作ではジュゲム専用のノーマルカートとして久しぶりに雲のカートが復活しており、
グランプリや対戦でCPUから出現する場合もジュゲムはこの雲カートに乗る。
ただし「ノーマルカート」としての登場のため、これといった性能補正はない。
ジャンプドリフトでシールドを出す事も不可能になっている。
登場から長らく、対戦モードやふたりで協力では
ジュゲムを使っていてもゼッケンが呼ばれないという不具合が生じていたが、
2023年7月4日のアップデートで修正された。
・マリオカートツアー(2019~2022)
2019年10月9日開催のトーキョーツアーから参戦。
レアキャラクターに分類されておりベースポイントも高いが、ドカンからの出現率は低い。
ショップに並んでいる場合は3000コインから交換可能。
ジュゲムのスペシャルアイテムはトリプルミドリこうら。
カートの周りにミドリこうらを3つ装備し、
タッチやスライド操作でアイテムを発射するとこうらを一気に3連射する。
専用の得意コースでアイテムフィーバーを発生させれば、
かなりの数のミドリこうらを発射してライバルを攻撃できる。
そして2020年10月のアップデート以降、ジュゲムをレベル5以上にしていると
トリプルミドリこうらを装備中の回転速度が強化され、守りが堅くなる。
また、2018年のマリオカートアーケードグランプリDXに続くように
マリオカートツアーでも雲のカート、H₂Oが復活している。
階級はレアでショップに並んでいる場合は2000コインから交換できる。
2021年の年明けに開催された2021ニューイヤーツアーでは、
パーティ衣装のジュゲムが限定のピックアップとして登場。
ロード画面などで登場した案内役のジュゲムがプレイヤー参戦した形となっており、
従来のドライバーのジュゲムと異なり甲羅も緑色である。
パーティジュゲムの専用アイテムはラッキー7。
7種類のアイテムをカートの周りにまとい、使用すると全部をまとめて発射する。
また、パーティジュゲムをレベル4以上にするとラッキー7が強化され、
7種類のアイテムに加えてコインが3つ追加されるようになる。
2022年10月のバトルツアーからパーティジュゲムは恒常キャラになり、
以降はツアーギフトなどで打ち上げられるドカンから出現する事もある。